田園風景のなか“山小屋”で珠玉のパンを選ぶ幸せ♡
『Boulangerie RURAL(ブーランジェリー ルーラル)』に行ってきました 淡路市
淡路市大谷の田園地帯に山小屋のようなパン屋さんがあると聞きつけ、取材に行ってきました。
なだらかな丘の上に建つ可愛い一軒家。これが2021年7月に開店した『Boulangerie RURAL(ブーランジェリールーラル)』です。
記者が同店を訪れたのは土曜日朝8時の開店直後。お店の中には、既にぎっしりといろんなパンが並んでいます。
店内に「新しいパンが焼きあがりましたー」と、明るい声が響きます。早朝なのに、次々と駐車場に停まるお客様の車。とても活気のある風景です。
とにかく驚くのがパンの種類の多様さ!基本の食パンやバケット類等から甘い系パン、惣菜パンにラスクまで、何種類あるか数え切れません。
同店では『曜日別限定パン』も多数販売。特に週末は全粒粉食パンや、様々な季節のパンが店頭に並びます。
同店を経営するのは、岡本健一さんと奥さんの規子さんの若いご夫婦。大手ベーカリーで勤務しパン作りの基礎を学んだ健一さんが独立の夢を叶えたのは、奥様の地元・淡路島でした。
「単純に“美味しい”を追求した素材選び、メニューづくりを心掛けています」と話す健一さん。ハード系のパンを主流に、北海道産小麦粉の配合や季節ごとの淡路島産食材の使用など、様々なアイデアを自身の創るパンに盛り込みます。
パン生地の発酵のメカニズムや味の特徴など、熱心に話してくれる健一さん。仕事を愛する若きパン職人のイキイキとした表情に、胸が熱くなりました。
店名の「Rural」とは英語で“田舎”、“田園”との意味。店舗のデザインを山小屋風にしたのは、規子さんのアイデアだそうです。
こじんまりとしたお店は、混雑を避けるため入店は一度に5名まで。「お客様にゆったりとお買い物してほしいから」と、規子さん。健一さんと同じ職場で長年販売の経験を積んだ規子さんもまた、厳格な『パンのプロ』です。
ここで同店のランキング上位3位を紹介!
3位は「淡路島牛乳のクリームパン」。島のブランド牛乳を、カスタードクリームに使用。マイルドな甘さが生地のふわふわ感と相まって、優しい美味しさです。
2位は「淡路玉ねぎのカレーパン」。表面がカリッと焼かれたパンの中に、炒め玉ねぎの風味が生きるスパイシーなカレーが入っています。味のハーモニーが絶妙!
そして1位は「焦がしバターのメロンパン」。もっちりフワフワのパンの表面は、焦がしバターで作ったメロン皮。サクサク食感の後、バターの豊かな風味がお口の中にふんわり残って、何とも幸せなお味です。
店主夫妻のパンへの愛情とこだわりが詰まった、可愛いパン屋さん。お店の前にはどこまでも続く緑の風景が広がります。晴れた日にまた、ぶらりと訪れたいお店です。
詳細情報
- 場所
- Boulangerie RURAL(ブーランジェリー・ルーレル)
(淡路市大谷1467-4)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 8:00〜18:00
※なくなり次第終了 - 定休日
- 月曜日、火曜日
- TEL
- 0799-70-5021