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大丸神戸店を陰で支える“スペシャリスト集団”に密着!
大丸神戸店『VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)』 密着レポ 神戸市中央区
おしゃれな街・神戸の中心地にある「大丸神戸店」(神戸市中央区)。今回は華やかな百貨店を陰で支えるプロフェッショナル集団『VMD』チームに密着しました!
『VMD』とは、“ヴィジュアルマーチャンダイジング”の略。ショップの内装やディスプレイを通して視覚的に販売計画を立て、商品の魅力を発信するお仕事です。お客さんの記憶に残る空間作りを提案する事から「無言の接客」とも呼ばれているんですよ。
大丸神戸店VMDチームのメンバーは現在6名。今回は長野さんと森さんにお話を伺いました!館内ディスプレイはチームでアイデアを出し合い、約1年前からコンセプトを決めて準備しているんだとか。商品のインプットを受けて、アイデアをアウトプットするお仕事。何でも対応できる“マルチな才能”が求められます!
今回のディスプレイのテーマは「父の日」。1階メインステージを中心に、神戸のおしゃれなお父さんをイメージした“イケおじ”風なマネキンが展開されます。
ディスプレイの入替作業は閉店後の20時過ぎからスタート。業者さんを含め、多い時は100名近くのスタッフさんが作業に携わると言うから驚きですよね。
マネキンが着用しているゴルフウェアは、VMDスタッフさん自らセレクトしたもの。「売り場で埋もれている商品にクローズアップしてスポットライトを当てるのが私達のお仕事。お店に直接足を運び、お客様と同じ目線で選んでいるんですよ」と話す長野さん。青色で統一し、パンツの丈や小物に差をつけて一辺倒にならないよう工夫するなどこだわりが詰まっています。
衣装のアイロンがけや着せつけ作業は、バックヤードでお昼過ぎから準備が始まるそう。マネキンを入念にチェックする森さんに見どころを聞いてみると、「手に注目!」という意外な答えが返ってきました。
今回のテーマである「父の日」に合わせ、メンズのマネキンは拳をギュッと握らせて“頼もしいお父さん”をイメージ。
対して先月の「母の日」では、レディースのマネキンの指先を遊ばせ“優雅なマダム”を表現し、お客さんから「面白い」と反響があったそうですよ。ちょっとしたニュアンスの違いで、印象や雰囲気はガラリと変わるのですね!
ウィッグや髭など思わずクスッと笑える要素は、関西の百貨店ならでは。「コロナ禍で大変な時代だからこそ、お父さん世代の方々に少しでも笑顔になってもらいたい」というメッセージが込められています。
マネキンの設置作業が完了したら照明の調整へ。スポットライトが当たった途端、まるで命が吹き込まれたかのように輝き出すマネキン達。ディスプレイを見るだけで、その背景にあるキャラクターやストーリーを想像できるのがVMDの魅力!まさに「無言の接客」だと感じました。
「一見難しいイメージがありますが、理論を理解すれば誰でも挑戦できるお仕事。作業を通してセンスは磨かれていくんですよ」と長野さんは話します。大丸神戸店VMDチームの公式インスタグラムでは、作業の裏側や制作秘話を見ることができますよ。みなさんもチェックしてみてくださいね。
父の日のプレゼント選びに、自分へのご褒美探しに、おしゃれなディスプレイを参考にショッピングを楽しんでみてはいかがですか?
「今後は神戸に住むみなさんと街づくりプロジェクトを展開したい」と夢を語ってくださったVMDチームのみなさん。神戸を拠点に地域と共に発展する「大丸神戸店」から目が離せません!
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- 大丸神戸店
(神戸市中央区明石町40番地)
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- 078-331-8121