日本・東洋の古美術を収集した村山コレクション

香雪美術館『村山コレクション受贈記念展「絵画」～村山家ゆかりの画家たち～』

香雪美術館（神戸市東灘区）で3月20日より『村山コレクション受贈記念展「絵画」～村山家ゆかりの画家たち～』が開催されます。5月9日まで。

朝日新聞を創刊した一人である村山龍平りょうへい(1850-1933)は、刀剣、茶道具、仏教美術など、日本・東洋の古美術を収集したことで知られています。長年にわたってこの村山コレクションの保存に情熱を注いだ、故 村山美知子氏(1920- 2020)の遺志により、これまでの寄託作品を中心とした村山家旧蔵資料が2020年に同館に一括寄贈(遺贈)されました。このことにより、村山コレクションには古美術だけではなく、これまで公開されたことのない日本の近代の絵画作品も含まれていることが明らかになったそうです。

同展では、総数1,600点以上に及ぶ作品資料の中から、村山家にゆかりの画家たちの作品を紹介。展覧会で発表されるような華やかな大作ではありませんが、小品ながら心のこもった穏やかな風景画や静物画、また節句にちなんだ作品などを観ることができます。

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