運を招く福徳の神・勝負事の神と称される兜跋毘沙門天像に新春の福を祈願

『兜跋（とばつ）毘沙門まつり2018』　神戸市

　丹波市氷上町の達身寺で1月3日、『兜跋（とばつ）毘沙門まつり2018』が開催される。

　「丹波の正倉院」とも呼ばれるほど平安、鎌倉時代の仏像を多数所蔵する達身寺。約80躯（く）あるうちの12躯が国の重要文化財に認定されているほか、1寺に一躯（いったい）奉ればよいといわれる兜跋毘沙門天像（とばつびしゃもんてん）を16躯も所蔵している。8世紀頃の建立とされ、1000年以上の歴史をもつ達身寺の仏像には謎が多く、様々な説が残っているという。

　毎年正月は、運を招く福徳の神・勝負事の神と称される兜跋毘沙門天像に新春の福を祈願する人で賑わう。当日はお札を授け、福笹や御守などが用意されているほか、境内では福火が炊かれ、甘酒が振る舞われる。

詳細情報