耳をすまして声を聴いて

映画『オリーブの樹は呼んでいる』

　名匠ケン・ローチとのコンビで知られる脚本家ポール・ラヴァーティと、その妻で数々の映画賞に輝くスペイン期待の女性監督イシアル・ボジャインの夫婦で贈るヒューマンドラマ『オリーブの樹は呼んでいる』が6月24日より公開される。

＜ストーリー＞気が強い20歳のアルマ（アンナ・カスティーリョ）は、オリーブ農園をやっている祖父とだけは幼い頃から深い絆で結ばれていた。しかし、祖父が大切にしていた樹齢2000年のオリーブの樹を農園の経営難から父が売ってしまったことをきっかけに、祖父は喋らなくなり、ついには食事もしなくなってしまう。祖父を救う唯一の方法はオリーブの樹を取り返すことなのではと考えたアルマは、なんの計画も資金もないままに変わり者の叔父と同僚のラファを嘘で丸め込み、ヨーロッパのどこかにあるはずのオリーブの樹を取り戻す無謀な旅へ出る—。

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