愛することを怖れない。

映画『イングリッド・バーグマン　愛に生きた女優』

　「君の瞳に乾杯」の名台詞で有名な『カサブランカ』をはじめ、数々の代表作で知られる大女優イングリッド・バーグマンの真実に迫る、愛に溢れたドキュメンタリー『イングリッド・バーグマン　愛に生きた女優』が10月1日（土）よりシネ・リーブル神戸にて公開される。

　イングリッド・バーグマンは、7度のアカデミー賞®ノミネート、3度の受賞歴をもち、ハリウッド黄金期のなかでも才能と美貌において傑出した存在だったが、同時に幼い子供がありながら夫以外の男性と恋に落ち妊娠した“事件”は、一大スキャンダルとなり非難を浴びた。それでも彼女は、毅然と愛に生き、演じることを愛し、生涯現役を貫いたのだった。

　本作は2015年の生誕100周年を記念し、娘で女優のイザベラ・ロッセリーニがスティーグ・ビョークマン監督に制作を依頼したことから実現。イザベラを含む4人の実子の協力のもと、膨大なホームムービーや日記、手紙、新たな取材などを取り入れ、ついに完成した。いかにして世界的大女優となったのか、死後30年以上が経った今もなお色褪せない彼女の魅力に迫る—。

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