街を花びらで彩る

『インフィオラータこうべ2015』　神戸市中央区・北区

　道路や広場に花びらなどで描いた絵を鑑賞できるイベント『インフィオラータこうべ2015』が4月25日、神戸市内4会場で始まる。観覧無料。

　「インフィオラータ」とは、イタリア語で「花を敷きつめる」という意味で、イタリアのジェンツァーノ市をはじめとしてヨーロッパの各都市で行われているという。「阪神・淡路大震災で傷ついた神戸の街を美しく彩りたい」と1997年に初めて開催されて以来、今年で19回目。昨年は6会場で約89万人が訪れるなど、神戸の春の風物詩として定着している。約50万本のチューリップの花びらを使用し、会場ごとに異なるテーマ・絵柄で展開される。

　4月25日と26日は、「人・つなぐ～未来へ～ 」をテーマにした三宮あじさい通り（中央区雲井通）と「神戸な洋々 」をテーマにした「元町駅」東口南の元町穴門商店街（中央区元町通1）で実施。北神戸田園スポーツ公園（北区有野町)では5月2日・3日、テーマは「震災復興20年“希望のひまわり”」。最も多い30万本のチューリップを使用する北野坂（中央区山本通）は、5月2日～4日に「20年目の春…阪神淡路大震災20年」をテーマに行う。

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