阪急「川西能勢口駅」のすぐ近くに黒毛和牛を使用した美味しい牛かつを食べさせてくれるお店があると知り、さっそく取材に行ってきました。

駅前のバスロータリーからアステ川西を超え「小花1丁目」の大きな交差点を渡ってすぐのところにある『牛かつ処 やまと』（川西市）。お肉に徹底的にこだわる同店では黒毛和牛のメス牛のみを使用しており、看板メニューとして人気なのが今回のお目当てでもある「黒毛和牛サーロインの牛かつ」。

木がふんだんに使用された店内にはテーブル席のほかに掘りごたつ席もありました。

店頭にはその日に使用している牛の個体識別番号も掲示してあり安心してお肉を楽しむための配慮を感じます。

「黒毛和牛サーロイン 牛かつ」（大150g）2,068円（税込）＋定食セット330円（税込）

お肉の量により小から特大までありましたが、今回は大150gにすることに。ごはん、漬物、味噌汁のついた「定食セット」で注文。

薄い衣で揚げられたレアの状態で出てきた牛かつ。サシの入った断面が美しいです！同店の牛かつ一緒に出てきた鉄板で好みの焼き具合で食べることができるんです。最後を自分で仕上げるなんて斬新でなんか楽しいです。ちなみに焼かずにそのままでも食べられるほど新鮮なお肉だそうです。

口当たりを柔らかくするために隠し包丁が入っている牛かつ。まずは両面を5秒ほどだけ焼いたレアなもの。つけダレはポン酢と岩塩とだし醤油の3種類ありましたが一口目は岩塩にしました。

一口食べてみて予想以上の柔らかさにびっくり！とろけるように柔らかく、しっとりとジューシーなお肉の旨みが一気に口いっぱいに広がります。細かなパン粉の薄手の衣のサクッとした食感とジューシーなお肉とのバランスが絶妙です。ポン酢、だし醤油もあっさりとしていてよく合いました。

つけダレのほかに、薬味のわさびと大根おろしもあり、焼き方や食べ方を色々変えてみて食べてみましたが、どの食べ方も風味豊かな牛肉の旨みを、これでもかと言わんばかりに引き立てています。その中でも筆者的に一番だと思った食べ方は"肉は5秒ほどのレアな焼き方で、岩塩＋わさび"でした！

看板商品の「牛かつ」以外にも黒毛和牛を使用したメニューを提供しており、中でも気になったのが和牛と宮城県産の牡蠣を貝の出汁で炊き上げる「牡蠣炊き肉」。実はすぐ近くで姉妹店として「かき小屋よもだ」というお店もやっている同店。だからこそできる唯一無二のメニューで、「牛カツ」と並んで大人気なのだそう。

厳選された黒毛和牛で牛肉の美味しさを改めて思い知らせてくれた同店。取材後もずっと口の中に肉の旨みが残っているような気がしていました。次は他のメニューも食べてに行ってみたいと思います。