岡本エリアにありながら、駅からは少し離れた場所にある『cafe du SINQ（カフェ・ドゥ・シンク）』（神戸市東灘区）。十二軒道路に面していて、窓が印象的な外観です。

以前この場所で営業していたキャンドルのお店が、店内で灯す炎の揺らぎが映えるようにと特殊加工した窓をそのまま引き継いでいるため、外からは窓際の緑やライトがほんのり見える程度。いったいどんなお店なのか気になっていました。

4人掛けと2人掛けが各１つと窓際に3席の全9席。中央の石油ストーブが優しい温かみを醸す

中にお邪魔すると、コンクリートを基調とした内装とシンプルなインテリアに植物が映え、温かみある素敵空間。ひとりで立ち寄っても好きに過ごせそうな、静かで落ち着いた雰囲気です。

店内の植物は、隣接するお花屋さん「Valotila（ヴァロンティラ）」のもの。元々関東に住んでいた店主が、5年ほど前に仕事で神戸に来た際、このお店のお花を気に入ったところからのお付き合い。たまたま隣に物件が空いたので、静かにゆったりと過ごせるカフェを始めてみようと思い、オープンに至ったのだそう！

ミミ店長（パグ・2歳8か月）

話していると、カウンター脇で物音も立てずおとなし～く座っているワンちゃんと目が合いました！お店の看板犬「ミミ店長」です。人懐っこくすぐ駆け寄ってきてくれますが、吠えたりもせずおりこうさん。愛くるしい姿になんとも癒されます。ミミ店長目当てにお店に通うお客さんも多いのだとか。

窓際の席には咲き始めの梅も生けられている

窓際の席であればペット同伴が可能、ドッグメニューも揃います。室内でペットと一緒にゆったり過ごせるカフェは意外に少ないんだそう。

そんな同店のスイーツメニューから「2種の苺とピスタチオの米粉クレープ」を浅煎りブレンドとのセットでいただきました。

「2種の苺とピスタチオの米粉クレープ（ブレンドセット・浅煎り）」1,350円（税込）

可愛らしく盛られたプレートには佐賀産「いちごさん」と福岡産「あまおう」と、味わいの違う2種類の苺を使用。

ハート型にカットされたあまおうは甘くて濃い味わい

甘さを抑えた生クリームがサンドされたクレープは、米粉特有のしっとりもちもち食感。ちりばめられたピスタチオの粒がいいアクセントになっています。ヘルシーで重くないのが嬉しい♪時期により苺の種類が変わりますが、2月末頃まで提供予定とのこと。

ハンドドリップで淹れる浅煎りブレンドは、同じ十二軒道路沿いにある「ヨシムラコーヒー」さんの豆。スイーツに合うブレンドを作ってもらっているそう。特にフルーツを使ったスイーツにはぴったりです。

「ホットカフェドゥオランジュ」700円（税込）

同じ浅煎りブレンドを使った「ホットカフェドゥオランジュ」も頂きました。これがまたとても美味しかった！暑さの厳しいタイで人気のオレンジコーヒーをヒントにしたというメニュー。砂糖でさっと煮たオレンジが入っていて、自然な甘みと酸味が浅煎りブレンドと絶妙に合う1杯でした。

上・右）わんちゃん用スポンジケーキ。バタフライピーやカボチャなどで鮮やかに色付け
左下）ワンちゃん用バレンタイン限定プレゼント

犬の栄養士でもある店主によるわんちゃん用スイーツ作りや、「Valotila」さんによるフラワーアレンジメントといったワークショップも不定期で開催しており、すぐに満席になるほどの人気だそう。気になる方はこちらもチェックしてみてください。