決め手は発酵!地元密着のヘルシーカフェでホッコリ
淡路島の山の中「長澤納豆店 N'cafe(エヌ・カフェ)」で麹納豆のプレートランチに舌鼓 淡路市
淡路市長澤に「長澤納豆店 N’cafe(エヌ・カフェ)」が今年の春オープンしました。
淡路島北部に位置する長澤地区は、播磨灘に向かってなだらかに広がる棚田とため池が織りなす景観の美しさに定評があります。
「長澤納豆店 N’cafe」は、同地域の交流拠点である「長沢エコ市民センター」で、現在は月4回(第2、第4土曜日、日曜日)のみ営業を行っています。
営業日のみカフェ仕様となる同センター。室内は大きな木製のテーブルがゆったりと置かれ、窓から入る柔らかな光が落ち着いた雰囲気です。
同店を経営する田中恵子さんと旦那様の優さん(写真の看板左側)は、今年1月に宝塚市から同地区に移住。以来、着実に地域の人たちとの繋がりを深め、地区の世話役・喜田実さん夫妻の勧めで、同センター内にカフェをオープンしました。
同店のキーワードは「麹納豆」。ここでは、恵子さんが淡路島産の素材で作る麹納豆をベースにした納豆ランチや石窯ピザ等多彩なメニューが提供されます。
この日は同店一番人気の「麹納豆べつべつプレート」を頂きました。お皿全体の彩りがとてもキレイ!
まずは麹納豆をひとくち。醬油ベースの味付けで、程よい粘り気とまろやかな口当たりが絶妙です。
アボガドキムチは一見奇抜な組み合わせですが、ピリ辛のキムチとアボガドのクリーミーな風味が見事に混ざり合い、麹納豆との相性が抜群。“味変”を楽しむ「食べるラー油」も、恵子さんのお手製です。
最後は、全部をご飯と混ぜ合わせて頂きます。個性ある食材どうしがバランス良く調和した味わいに箸が止まらず、あっという間に完食。
付け合わせの自家製ピクルスやムラサキ芋のポタージュスープ等も、島内産の野菜を使用し丁寧に調理されていて、心がホッコリ温かくなりました。
この日は「納豆ピザ」も試食。同店のピザは、施設の庭にある石窯で焼き上げます。
3日間熟成させた自家製の生地の上に、ピリ辛味噌のソースの上に麹納豆とチーズをトッピングして焼いたピザは、カリカリサクサクの食感。焼けた麹納豆とチーズの香ばしさが、口いっぱいに広がります。
こちらは出来立てホヤホヤの新メニュー!寿司職人の監修による「海鮮納豆丼」です。ひつまぶし納豆丼、イカウニ納豆丼、漬け納豆丼、ネギトロ納豆丼の4種類があります。
またスイーツメニューも充実。自家製ケーキは持ち帰りもできるほか、麹納豆や手づくり納豆の販売も行っています。納豆は定番の4種類(ひきわり、ミヤギシロメ納豆、秘伝豆納豆、すずまる小納豆)に加え、日ごとの“店主の気まぐれチョイス”2種類が用意されています。
「麹納豆を長澤の新しい特産にできたら嬉しい」と、笑顔で話す恵子さん。取材中にも地域の人や遠方からのお客様が訪れて、店内は和気あいあいとした雰囲気です。山中の地域交流施設で開くカフェにゆっくりと、でも確実に人気が集まっています。
詳細情報
- 場所
- 長澤納豆店 N'cafe
(淡路市長沢620-2 長沢エコセンター内)
GoogleMapsで探す - 営業日時
- ●第2・4土曜日 12:00~16:00
●第2・4日曜日 11:00~16:00
※詳しくはSNSで確認してください - TEL
- 090-1966-2725