神戸市兵庫区の『県立兵庫津ミュージアム・ひょうごはじまり館』で11月4日と5日の2日間、イベント「こどものまち兵庫津」が開催されます。参加形態は、「こどもオーナー」「こどもスタッフ」2つのパターン。「こどもオーナー」は小学4年生から6年生が対象で、参加には8月28日正午までに事前申込が必要です。「こどもスタッフ」は小学1年生から6年生が対象で、9月29日から10月20日で参加者を募集するとのこと。

同イベントは小学生が社会の仕組みを学ぶきっかけづくりとなることを目的に行われるもの。施設を一つの街に見立て、こどもたちがお仕事体験などを行い、働くことやお金の大切さ、社会のルールなどを学びます。

イベントでは事前に「こどものまち兵庫津」の遊び方をスタッフがレクチャー。まちには「兵庫ならではの産業などに関係した貴重なお仕事」「イベントに共感いただいた企業のお仕事」「こどもがオーナーとして働くお仕事」「低学年でも簡単にできるお仕事」などのブースがあり、これらのブースの中からこどもたちが興味のある仕事を自由に選んで予約し、30分間のお仕事体験を行います。

特に「こどもがオーナーとして働くお仕事」のブースは、「こどもオーナー」が事前にこどもオーナー会議を重ね、オリジナルの商品を準備し、こどもたちを「こどもスタッフ」として雇い、商品づくりや陳列作業などの仕事を教えるんだそう。こどもスタッフは各ブースで仕事を体験することで得たお金（こども通貨）を銀行で受け取り、まちで自由に使うことができる仕組みです。

イベントの開催に対し、主催者は「こどもたちがオーナーやスタッフとなって、兵庫の魅力を知るお仕事のほか、色んなお仕事の体験を通して、少しでも社会の仕組みに興味をもってくれたらうれしいです」とコメントしています。