“誰が、どこで、どのように”がわかるコーヒー豆を
JR芦屋駅近くの『RIO COFFEE 芦屋本店』で生産者の顔が見えるコーヒーをいただきました
JR芦屋駅南口から数分、春はきれいな桜が見られると有名な茶屋さくら通り沿いに、生産者の顔がわかるコーヒー豆を販売する店があると聞いて訪ねてきました。
「RIO COFFEE芦屋本店」(芦屋市)は、今ではよく耳にする“スペシャルティコーヒー” を、2009年のオープン時から扱うパイオニア的な存在のコーヒーショップ。

オーナーの八木さんはコーヒーの品質を評価する品評会「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」の審査員も務めるコーヒーのエキスパート。
同店で取り扱っているコーヒーは、全て全体流通の10%程度しかない貴重なコーヒーなのだそう。

野菜やくだものと同じように、“誰が、どこで、どのように”がわかり、生産者の顔が見えるコーヒーを届けたいと、オーナーは可能な限り世界中の生産地に足を運びます。

例えば、お店に並ぶコーヒーはQRコードを読み込むと、生産農園でのコーヒーの栽培方法や輸送方法、環境への配慮などがわかるようになっているのだとか。

実際に、今回いただいたホンジュラスの<サトルニーニョ マルティネス>という農園のQRコード情報を読みながらコーヒーを飲んでいると、なるほど、今自分が口にしているものはこのように作られているのか…と知り、安心できました。
そのような農家のコーヒーはもちろん味にも表れます。ただ、難しい表現は必要なく、感じ方は人それぞれ。正解はないのでリラックスして自分の好みを見つけてほしいとのこと。

自家製キャロットケーキや他の全てのスイーツは神戸北野店内で製造、米粉を使用したグルテンフリーです。にんじんの食感を残し、コーヒーを引き立てるものとして、甘さ控えめにしっとりと仕上げられています。
マイボトルやコーヒー豆を入れる袋を持参するとテイクアウトドリンクが100円引きになるサービスもあり、みんなで環境保護に取り組む活動も。
取材中も袋を持ってコーヒーを購入する人たちがやって来ます。顔を見るだけで、名前や好みのコーヒーがわかる。それは日々の生活の買い物と同じ風景でした。
詳細情報
- 店舗
- RIO COFFEE 芦屋本店
(芦屋市茶屋之町4-12-104)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 10:00~19:00 (ドリンクL.O.18:45)
- 定休日
- 火曜日
- TEL
- 0797-26-6667
- 駐車場
- 無(周辺にコインパーキング有)