澄みきったスープの笠岡系ラーメンで瀬戸内の島々に思いを馳せる
新多聞センター街にある地元の名店『中華そば いまい』に行ってきました 神戸市
垂水区新多聞センター街の一角に「笠岡ラーメン」(岡山県笠岡市のご当地ラーメン)の知る人ぞ知る名店『中華そばいまい』があると聞き、取材へ行ってきました。

同店は垂水区出身の店主・今井さんが夫婦で切り盛りされており、垂水駅の近くに店舗を構えていた時代から含めると今年でオープンして12年になります。駐車場付きの店舗を求めて、現在の場所に移転したそうです。


こどもラーメンもあります!
今回は人気の「中華そば とりたまセット」を注文しました。

笠岡ラーメンといえば鶏ガラだしがベースの醤油スープが特徴。同店では鶏ガラを15種類の香味野菜と一緒に煮込むことで鶏ガラ特有の臭みを完全に打ち消しており、目の前に置かれた瞬間、醤油の上品な香りが鼻腔をくすぐりました。この匂いだけで食欲が全開になります♪

岡山県井原市から取り寄せたヒネ鶏(親鶏)を、淡路島玉ねぎ、青森の福地ホワイト六片にんにく、大分県産生姜、羅臼昆布、干し椎茸、鷹の爪、黒豆茶などと一緒に煮込んでおり、スッキリと透明感のある味わいは、いつまでも飲んでいたいと思える美味しさでした。素材はすべて国産にこだわっているのもポイント。
製麺所に特注している麺はつるんとした食感でのど越しがよく、スープとの相性も抜群でした。
チャーシューにはヒネ鶏のもも肉を使用しており、噛めば噛むほど肉の旨みが口の中で広がります♪
自家製の味付メンマ(無添加)は、すっきり系のスープとは対照的な甘みのある優しい味で、箸休め的な存在になります。手切りにこだわったネギと合わせて、オプションで追加オーダーするファンが多いというのも納得の美味しさ。
慈味深いスープを味わいながら、気分は瀬戸内の笠岡の島々を巡る船旅に思いを馳せます。。
続いて、セットメニューの「とりたま」を実食。ヒネ鶏チャーシューから作った鶏そぼろの上には、人気の大分県産ブランド卵「蘭王」の黄身が。鮮やかなオレンジ色の黄身が持つ濃厚な旨みがご飯と鶏そぼろに絡み合う三位一体の美味しさはまさしく絶品です♪
ちなみにご飯に使われるお米は日によって変わるそうで、取材時は秋田県産あきたこまちでした。
評判を聞きつけて、平日でも遠方から訪れる人が多い同店。週末や祝日にはオープン前から行列ができ、13時頃にはスープがなくなり営業終了することもあるそうなので、早めの時間帯に来店することをオススメします。
以前はサラリーマンだった店主の今井さん。趣味の旅行や食べ歩きを通じて笠岡ラーメンの魅力を知り、岡山県にある名店『坂本』で修行を積んだそうです。シンプルな笠岡ラーメンに今井さん独自のアレンジを加えた結果、この味わい深いスープに辿り着いたとのこと。
「飽きのこないクリアな味を目指しています。鶏肉の下処理や野菜の仕込みなど、とても手間と時間のかかる仕事で体力も必要です。このクオリティを保ちたいので、これからも健康第一に頑張ります」と優しい笑顔で語る姿が印象的でした。
詳細情報
- 場所
- 中華そば いまい
(神戸市垂水区本多聞4-1-252-105)
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〈アクセス〉
第二神明「高丸IC」から車で約3分
JR舞子駅・山陽舞子公園駅・地下鉄学園都市駅から神戸市バス・山陽バス53系統、本多聞4丁目バス停から徒歩数分
学園都市駅から2,843m - 営業時間
- ランチ 11:00〜14:00(L.O.14:00)
※ランチ営業のみ 食材がなくなり次第営業終了 - 定休日
- 木曜日、日曜日
- TEL
- 078-783-7680
- 駐車場
- 有(新多聞センター街 商店街来客専用48台)