今年4月末にリニューアルオープンした複合文化施設『新開地アートひろば』。幅広い世代に愛される施設へと生まれ変わった同館の魅力を、余すことなくお伝えします！

同施設は『神戸アートビレッジセンター』として1996年に開館。施設の老朽化に加え、新開地にファミリー世代の居住者が増えたことから、多様な市民が日常的に使用できる施設にリニューアルされることになりました。

大きなガラス窓は施設内を見通すことができ、入りやすい雰囲気です。館内は明るく広々としていて開放的。1階スペースは誰でも無料で入ることができます。

「The Schoolchild Umbrella／光の雨」西村正徳

ふと上を見上げると大きな傘が。三田市で制作活動を行う彫刻家・西村正徳さんの作品で、メッシュ仕様の黄色い傘からは太陽の光が漏れてとっても美しい。同施設は「傘」をシンボルに自然や天気をモチーフとしたデザインになっているそう。

こちらのウッドデッキもリニューアルと共に作られたもの。カードゲームなどをして遊ぶ子供から、雨宿りをする人まで幅広い年代の人が様々な用途で使っているんだとか。一度にたくさんの人が座れるのも魅力です。

1階にはウッドデッキ以外にも椅子や机があり、ここでは飲食をすることができます。持ち込み可能なので、友達同士や家族でわいわい楽しめそう。

『はっちゃんの台所』

持ち込み以外でも、お弁当やランチを販売するカフェ『はっちゃんの台所』を利用するのも◎。取材時は家族連れ以外にも、たくさんの人がランチをしていましたが、そのボリュームと安さに驚きでした！

また同店では、18時から21時の間はアルコールも提供されるんです。購入したアルコールは施設内で飲むことができ、夜の時間帯にはふらっと立ち寄るサラリーマンの方も多いんだとか（アルコールの持ち込みは不可）。

トイレもいつでも・だれでも利用可能とのこと

リニューアルから3カ月ほどですが、本当に色んな年代の人にとって立ち寄りやすい場所となっているんですね。

てててパーク

またこちらは、小学生までの子どもを対象にしたフリースペース「てててパーク」。保護者同伴での利用が可能で、「午前（10時から12時半）」と「午後（13時半から17時）」の2部制となっています。

パーク内には絵本のほか、『有馬玩具博物館』（神戸市北区）が選んだという木のおもちゃがたくさん。種類も豊富なので時間を忘れて遊べそうですね！

この日は「シルクスクリーン体験」が開催されていました

ほかにも1階のフリースペース「1room」では様々なイベントが実施されているので、イベントに参加してみるのもよさそうです。

このほかにも地下にはアーティストが個展などを行うギャラリーもあるので、その時々の展示が鑑賞できます。小さな子どもから大人まで、楽しめること間違いなし！