お花って、そこにあるだけで心を癒してくれますよね。お花のアレンジメントを通して、自分らしさを表現する活動があると聞いて、お花が大好きな筆者はさっそく取材に行ってきました。

日本花色協会の”HANAIRO花育トレーナー”資格を取得。認定子ども園やPTA講座、NPO法人などで活動を行っている

伺ったのは、フラワーショップ”momo☆flower”のカオリさん。サンフラワー『さんふら火曜日』に出店の傍ら、「HANAIRO花育」を実施しています。

お花の販売も人気です♡

この活動を始めたきっかけは、スポーツ教室の先生に感銘を受けたから。合宿に向かう我が子を心配し「途中で泣いてしまうかも」と話した彼女に、「大丈夫ですよ」ではなく「泣いてもいいよ、不安やもんね」と、先生が子の気持ちに寄り添ってくれたことで、母も子も気持ちが楽になったそう。

自分も好きなお花で、不安を抱える人の癒しになれたら、と一念発起したそうです。

参加者同士で和気あいあいとアレンジ中

「ここでは、お互いを認めあい共感する心を大切にしています。自由にお花をアレンジして、自分を表現してほしい。参加者がそれぞれのいいところを褒め合うことで自己肯定感を育み、心を解き放つきっかけになったら」と、カオリさんは言います。

用意されたお花から、好きなものを自由に選んでどんどんオアシス（花の吸水スポンジ）にアレンジしていく

興味があれば誰でも参加OKだそう。

華やかで、とってもステキなんです♡

何度か体験したことのあるこの参加者さんは、最初のうちは緊張で思ったように作品を作れなかったそう。「今では、初めの１本をダイナミックにチャレンジしてみるとスイッチが入って、自然体で楽しめるようになりました」と笑顔で答えてくれました。

「どんな風に作ろうかな♪」

カオリさんは同市にある地域のコミュニティハウスでも、月に一度、活動を実施されており、我が子も参加させてもらいました。

迷っていたら「このお花の使い方、可愛いね〜♡」と声をかけてもらい、ほっこり

完成したら、みんなで講評タイム♪

最初はみんなの前で、自分の作品を見せるのが恥ずかしかったものの、「このお花が可愛い」「色が素敵」と褒めてもらうと、にっこり笑顔。嬉しかったようです。

みんなの前で、作品の特長を熱心に説明しています！

こちらのお友達は6回目だそう。

始めたころは思うようにできなくて「○○ちゃんのは可愛いね」と、自分に自信がなかったそうですが、回数を重ねる中で「とても素敵な発想だね」「その色の使い方、なかなか思いつかないなぁ！」とカオリさんが声をかけたり、みんなで良いところを褒め合ううちに、自信を持って楽しく取り組めるようになったとか。

カオリさんは「お花のアレンジを作るのが楽しいな♪と思えるところをスタートに、自分の気持ちをみんなの前で素直に表現できるようになってくれたら嬉しいですね」と熱く語っていました！