丹波竜化石工房『ちーたんの館』（丹波市）で7月22日、2023年度夏期特別展「鳥盤類展 〜植物食恐竜のホネの秘密〜」 が始まります。9月3日まで。

恐竜は、骨盤の特徴によって「竜盤類」と「鳥盤類」の大きく二つに分けられます。「鳥盤類」は、骨盤の特徴が鳥類に似ていたことからその名前が付けられており、トリケラトプスやアンキロサウルス、ステゴサウルスなど、多くの植物食恐竜が分類され、丹波地域からも2006年以降、様々な種類の「鳥盤類」の骨や歯の化石が発見されているとのこと。

本展では、丹波地域から発見された鳥盤類の化石を紹介しながら、剣のようなトゲやハンマーのついた尻尾、全身にまとったヨロイ、角やフリルの目立つ頭、歯が何百本も生えたアゴなど、不思議な特徴のホネを持つ「鳥盤類」の恐竜たちについて現在を生きるヒトのホネと比較して紹介。

また“子育てする恐竜”として知られるマイアサウラの全身骨格を展示。約4割の体の一部が実物化石だというマイアサウラで、全長が約6.5メートルもある大きな鳥盤類の恐竜と我々ヒトのホネを比較することができます。

そのほか、頭の大きな角やフリルが特徴的なトリケラトプスの迫力を体感できるトリケラトプスのロボットも登場。子どもだけでなく、大人もその魅力を堪能できそうです。