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意識しないと見られない「粘菌」の世界が広がる
宝塚市立文化芸術センターで「髙田光治のミクロコスモス劇場展―粘菌と胞子がつむぐ物語―」開催 宝塚市
宝塚市の『宝塚市立文化芸術センター』で7月29日より、展覧会「髙田光治のミクロコスモス劇場展―粘菌と胞子がつむぐ物語―」が開催されます。9月3日まで。
同展覧会で展示するのは、美術家・髙田光治さんの作品。髙田光治さんは日頃から意識しないと見えない小さな存在である粘菌(変形菌類)を採取・観察し、そうした粘菌をテーマに数年間にわたって作品を制作しています。
本展は、森の粘菌たちと美術家・髙田光治との言葉のない対話から生まれたコラボレーション作品をとおして、粘菌たちが織りなすミクロコスモス(微小世界)を視覚的に感じていただく試みです。壁面全体を大規模なインスタレーション展示で飾る「大体を観る・知る」や粘菌の動きの軌跡を画面上に定着させた「食を求めて」などといった作品約1,400点が展示されます。
『宝塚市立文化芸術センター』は文化芸術の複合施設とナチュラルガーデンとが一体化した施設。同展覧会で土壌のエッセンスともいえる粘菌たちの世界を紹介することで、同センターの特色である 《アート》と《ガーデン》という異なるふたつの世界のつながりがより感じられるようになっています。
担当者は「見ようと意識しなければ視界に映らず存在すら認知されない、それでも生態系の一員として活発に活動している“森の静かな守りびと”の世界に、この夏そっと入り込んでみませんか」と呼びかけています。
<記者のひとこと>
会期中はトークイベントや、いつでも参加可能なワークショップスペースが設置されるそう。見るだけでなく参加して楽しめる形になっているので、粘菌たちをさらに身近に感じられそうです。
詳細情報
- 開催期間
- 2023年7月29日(土)~9月3日(日)
- 場所
- 宝塚市立文化芸術センター 2Fメインギャラリー
(宝塚市武庫川町7番64号)
GoogleMapsで探す - 時間
- 10:00〜18:00(入場は17:30まで)
- 休館日
- 毎週水曜日
- 観覧料
- 一般(高校生以上) 1,000円
※中学生以下 無料