目でも舌でも季節を味わえる日本料理
『割烹TONBO(とんぼ)』で夏の御膳を堪能してきました 明石市
JR大久保駅から徒歩8分ほど。コスパ抜群のランチで話題のお店があると聞いて、行ってきました。
店名の「TONBO」は、虫の「とんぼ」からつけられたそうです。とんぼは「勝ち虫」とも呼ばれ、戦国時代の武将の甲冑のモチーフにもなっているんだそう。そのとんぼと店主の塚原騎士さんの家紋を組み合わせたロゴが、看板にも描かれています。
「日本料理を幅広い世代の方に味わってもらいたい」と、1年半前にオープンされた同店。店内は、和風ながらスタイリッシュで、掘りごたつの席もあり、ゆったりと食事を味わうことができます。
お昼のメニューは、松華堂御膳のみ。夜に提供されている「季節のコース」(税込5,400円)も事前に予約することもできますよ。お弁当箱の中には、色とりどりの料理が9品。月替りで、先付けから椀物、お造り、煮物や揚げ物…と、懐石のコースのように楽しめます。
器の中心に盛られていたのは「玉蜀黍豆腐(とうもろこしとうふ)」(写真右)。ほんのりとした甘みの中に、とうもろこしの味をしっかりと感じることができます。お出汁の味がしっかりしていて、とてもおいしい!濃厚な出汁は、鮪と鰹から取っているんだそうです。
そして「鱧(はも)の黄金煮」(写真左)。今が旬の鱧に卵黄をまとわせて煮込んだものだそう。鱧は柔らかくてトロトロ!一瞬で口の中で無くなり、旨味が残ります。丁寧に骨切りされた、塚原さんの技が光る一品でした。
天ぷらや煮物など、すべてかわいい一口サイズで作られていて、女性でも口に運びやすく配慮されています。9品どれもとても美味しくて、どれも丁寧にお料理されていると感じました。
懐石料理だと、締めとして脇役のように提供されるご飯ですが、こちらのお店ではご飯も主役。ご飯に合うように、毎月の料理を考案しているそうです。
使っているお米は「神戸米」。5つの品種をローテーションで、10日ほどの周期で届けてもらっています。石窯で丁寧に炊かれたご飯はつやつやとしていて、柔らかすぎず、硬すぎず絶妙な固さ。じんわりと甘みを感じることができます。
そんなご飯をさらに美味しく味わえるのが「究極の卵かけご飯」です。卵は、大分県のブランド卵「蘭王」を使用。黄身の色も味も濃いのが特徴です。添えられてくるのは、鰹節。食べる直前に削るため、香りが高く旨味が凝縮されています。
こだわりが詰まった卵かけご飯は、卵特有の生臭さが全く無くとにかくまろやかで、口の中いっぱいに旨味が広がる、これまでに食べたことのない味!ここに自家製のふりかけをプラスすると、香ばしさとサクサクの食感が加わり、さらに美味しく味わうことができました。
目で、舌で、存分にを夏を感じることができた、幸せなお昼のひとときでした。
詳細情報
- 場所
- 割烹TONBO
(明石市大久保町福田 2-7-9)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 昼の部 11:00~14:00
夜の部 17:00~22:00 - 定休日
- 木曜日
(日曜日はランチ営業のみ) - TEL
- 078-600-2058