ランチもディナーも予約必須!大切な人と行きたい店
『レストラン タケウチ』に行ってきました 神戸市兵庫区
凄腕シェフの料理が美味しすぎると噂の『レストラン タケウチ』に行ってきました。
オーナーである竹内典之さんは大阪リーガロイヤルホテルの出身。フレンチ『シャンボール』などを経た後、リストランテ『ベラ コスタ』のシェフを務め、天皇陛下がまだ皇太子時代に宿泊された際には献立を任され、夕食を献上したこともあるそうです。
「ずっとホテルで働いてきたせいか、自分の店を持ってみたいと思い始めました。60歳で退職し、65歳までの5年間だけ頑張ってみようと奮起したんです」と話す竹内さん。気づけば2017年の開店から6年が経とうとしています。
ホテルではフレンチとイタリアンの厨房に立たれていたので、竹内さんのお店は「フレンチ、ときどきイタリアン」がコンセプト。どんな料理がでてくるか、期待を胸にシェフおまかせのランチコースが始まります。
前菜には4種の盛り合わせとサラダ。シューの中はとろとろの茄子と薄切りの牛肉、パテ・ド・カンパーニュには赤酢のジュレがのせられ肉の旨味が増します。
鯛のマリネにはレモンとガーリックの2種のオイルを足すことで柔らかな魚の身質を香り高く、6種類もの野菜を使ったキッシュは卵とバターの美味しさがぎゅっとつまっています。爽やかな甘みを感じるバルサミコドレッシングのサラダは、しっとりと瑞々しい口当たりに。
続くスープは、人参、玉葱、ジャガイモ、セロリ、キャベツ、蕪の美味しさが引き出され溶け合い濃厚な味に仕上がったポタージュ。春を呼ぶ食用花のあしらいもエレガント。
魚と肉の2種類から選べるメインには白身魚のポワレをセレクト。この日の魚は高級魚のコチで、この美味しさを引き立てるソースが絶品!
野菜の甘さをまとったブイヨンをベースに、トマト、エシャロット、オリーブオイルに小豆島産レモンのジュースで清涼感を、そして皮を使い苦みを残したソースがコチの淡泊で上品な味に最高に合うんです。
シェフの「もう一品も、食べ比べませんか」という誘惑にもちろん抗えるわけもなく、鶏もも肉のソテーもいただくことに。
しっかりと皮目が焼かれた淡路産の若鶏にナイフを入れると、パリッという音と共にスッと身質に届き、口にすればそのふっくらと柔らかな食感に驚かされます。
ここでまたもや絶賛したいのはソースの存在。焦がしバターの香ばしい風味に、酢漬けケッパーの酸味が合わさり、ダイレクトに胃袋が反応してしまう美味しさ。
魚も同様ですが、焼きの美味しさについて訊ねると、「これは持論ですが、焼きものはあまり触らない方がいい。大阪ガスがいい仕事しますよ」と笑いながら話すオーナー。一流の料理に加え、茶目っ気溢れるお人柄にファンが多いのも納得。
4種のデザートとコーヒーで締めくくり、ランチのコースは終了。次は予約をしてディナーをいただこうと心に決めた昼下がりでした。
詳細情報
- 場所
- レストランタケウチ
(神戸市兵庫区中道通3丁目4-24)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- ランチ 11:30~14:00(L.O.)
ディナー17:30~20:00(L.O.) - 定休日
- 日曜日
- TEL
- 078-515-2370