「創造」を追い求めつづけた画家

明石市立文化博物館　冬季特別展『生誕130周年記念 堂本印象展』

明石市立文化博物館の1階特別展示室と2階ギャラリーで、12月19日から冬季特別展「生誕130周年記念 堂本印象展」が開催されます。
《蒐猟》1928年 京都府立堂本印象美術館蔵
京都に生まれ、大正・昭和期の美術界を牽引した日本画家・堂本印象（1891-1975）。画業前期は古典や仏教を主題に、繊細な筆致で見る人を魅了しました。戦後はヨーロッパ諸国をめぐり、西洋絵画からも影響を受けたモダンな作品や抽象画を発表し、世間を驚かせます。こうした画風の多様さには、広範な美術の研究や、宗教・文化への造詣の深さが背景にありました。本展では、初期から晩年に至るまでの作品を通して、つねに新たな表現を追い求め、今日へとつながる芸術分野の可能性を切りひらいていった印象の画業が紹介されます。

入館は予約優先制となっており、こちらから入館料が割引価格で購入できる公式オンラインチケットが販売されています。入場時間は1時間おきに区切られており、好きな時間を選択。購入後、スマートフォンの画面もしくは自宅でプリントしたチケットを入場時に受付に見せるだけなので簡単です。

また、この展示の関連イベントとして京都府立堂本印象美術館 主任学芸員 山田 由希代氏による講演会「日本画家・堂本印象の軌跡」（1月24日）やミュージアムトーク（1月9日、1月30日）も開催。こちらへの参加はいずれも往復はがきで申し込みが必要となっています。

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