世界中の人との“つながり”をテーマにした贈り物
東遊園地に姉妹都市シアトルから寄贈された「ストーリーポール」が設置されました 神戸市
神戸市の姉妹都市であるアメリカ・シアトル市から贈呈された「ストーリーポール」が4月22日、東遊園地(神戸市中央区)の南側で公開されました。
皆さんはシアトルにどんなイメージを持っていますか?
アメリカ西海岸ワシントン州のシアトル市は、カナダとの国境に近い大都市。その経済圏内にはマイクロソフト社やアマゾン、スターバックスなどの有名企業が本社を置き、またイチロー選手も活躍したシアトル・マリナーズの本拠地もあることからスポーツ観戦も盛んな都市です。
神戸市とシアトル市が姉妹都市提携を結んだのは1957年と歴史は長く、1961年に初代のトーテムポールが “友好の証” として神戸市に贈られました。
トーテムポールは長く神戸のシンボルとして親しまれていましたが、腐食のため2015年に移設撤去されることに。
2代目となる今回のストーリーポール寄贈が決まったのは、姉妹都市提携を機に熱心な神戸ファンになってくれたシアトル市民の声がきっかけだったそうです。
トーテムポールは、太平洋沿岸部に暮らす先住民族が制作する木製彫刻柱のこと。中でもコースト・セイリッシュ民族が制作したものはストーリーポールと呼ばれます。初代の木製彫像も実はストーリーポールだったのですが、神戸で慣例的にトーテムポールと呼ばれていたため、そのまま呼称になりました。
2代目は “絆を讃えて” と命名されました。作者のクワルシゥスさんが作品に込めた思いは “つながり”。東遊園地を訪れる際に、神戸とシアトルとの絆、そして世界中の人々とのつながりに思いを馳せてみるのも良いかもしれません。
<記者のひとこと>
シアトル市を身近に感じ、世界の人々との繋がりを感じられるストーリーポールの歴史ですね♪
詳細情報
- 設置場所
- 東遊園地南側(花時計の南)
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※地図は花時計を表示しています