当日の悪天候が予想されるため、下記のとおり播磨灘全地区での操業開始日の変更（3月9日→11日）が、兵庫県ホームページにて発表されました。

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播磨灘、大阪湾の “春の風物詩” として知られている「イカナゴシンコ漁」。今シーズン、播磨灘では3月11日に漁船の操業が開始されます。

2023年よりも5日遅い操業となる今年は、2月22日に行われた試験操業の結果が低調だったそうで、翌年度の資源を残すために、大阪湾海域での自主休漁が決定されました。また、播磨灘海域でも操業開始日の結果を見て、終漁も含めて検討するそうです。

イカナゴ漁の様子

イカナゴシンコ漁の漁期は、毎年新鮮なイカナゴシンコをより多くの消費者に提供することを目的に、兵庫県と大阪府の漁業者が協調して「操業開始日」を設定しており、例年、2月の中旬頃に漁業者が行う「試験操業」で採集されたサンプルの全長等を県立技術センターが解析し、その結果を基に関係漁業者が決定しています。

シンコの体長は3～7cm程度

イカナゴはスズキ目イカナゴ科イカナゴ属の小魚で、イカナゴ漁では「シンコ（新子）」と呼ばれる稚魚が漁獲されています。兵庫県では、2隻の漁船が1組（統）となり網を曳く「船びき網漁業」が行われており、漁獲されたシンコは、すぐに運搬船で漁港に運ばれ、新鮮なうちに水揚げされます。

そんなシンコを醤油、砂糖、ショウガなどで甘辛く煮た「いかなごのくぎ煮」は、瀬戸内海沿岸地域で古くから愛されている郷土料理のひとつで、神戸が発祥の地と言われているそうです。