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INAC神戸 レオネッサの新社長に安本卓史氏が就任「強く、優しく、楽しいチームに」

 10月1日付けで、プレナスなでしこリーグで活躍する女子サッカーチーム「INAC神戸 レオネッサ」の新社長に安本卓史氏が就任。安本さんは2013年に株式会社クリムゾンフットボールクラブ(現・楽天ヴィッセル神戸株式会社)へ出向、常務取締役などの経歴を持ち、今年9月に同社を退社している。

 翌日、クラブハウスで記者会見を実施。ヴィッセル神戸で培ったクラブ経営の経験をどう生かしていきたいかという問いに「今、ヴィッセル神戸には海外からのスーパースターがたくさん来ていますが、INACにも日本代表の選手が6~7人いますし、国際都市・神戸から来年のワールドカップや再来年のオリンピックに代表選手を1人でも多く輩出できるチームでありたいなと思います。選手たちが勝てる環境、戦える環境を整えるのが1番。チームとしては勝利を追求する、上を目指す必要性があるが、神戸というサッカーが好きな方々が多い地にあるチームですから、市民の皆さん、兵庫県民の皆さんに心から愛されるクラブ作りをしていきたいと思っています。まずは、残りのなでしこリーグで勝利を重ね、タイトルを獲り、その後の皇后杯もきっちり神戸に(勝利を)持って帰ってきたい。そしてワールドカップにも6人、7人と言わずにそれ以上の選手を送り込みたい。神戸から世界へという発信を続けていきます」と意気込みを語った。

 また、今後の方針や変えていきたい点については、「INACは本来もっと明るいチーム。でも、過去の実績があるがゆえに若い選手たちがプレッシャーを感じ過ぎている面があると思います。だから、私からは『勝つのは当然だが、思いやりを持って神戸の子どもたちが選手たちを見てサッカーをしたいと思ってもらえるようなサッカーをしてほしい』と伝えました。強いし、優しいし、楽しいチーム。それがINACらしさだと思います」とコメント。

 安本さんを社長とする新体制のもと、市民をはじめとする多くのサポーターに会場まで足を運んでもらえるイベントを今後はもっと計画していきたいと同クラブは展望を覗かせている。

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Kiss PRESS編集部:永山

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