鮮やかな色使いと大胆な造形で20世紀のパリを彩ったポスター

兵庫県立美術館『サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法』

　兵庫県立美術館（神戸市中央区）で10月27日から12月24日まで『サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法』が開催される。

　20世紀のフランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャック（1907-2002）。鮮やかな色使いと大胆な造形、ユーモアとエスプリに満ちたその表現は“ビジュアル・スキャンダル”と呼ばれ、それまでのポスターを一新した。身近な食料品や日用品をはじめ、シトロエンやダンロップ、ティファールといったメーカーなど様々な広告ポスターを担い、今なお世界中で人気を博している。

　同展では、ポスター約90点とともに写真や原画、その他の作家の関連作品などもあわせて約200点を展示。出展作品の中には実際のパリの街角や地下鉄構内に貼り出されていたものと同じサイズ（約3メートル×4メートル）のポスターもあり、当時のポスターの大きさを体感できるほか、街中の様子を捉えたロベール・ドアノー（1912-1994）や木村伊兵衛（1901-1974）の写真からは、20世紀のフランスを垣間見ることができる。また会期中には、記念講演会やワークショップ、学芸員による展示解説なども行われる。

【関連イベント】
記念講演会「レイモン・サヴィニャック の足跡をたどって」
開催日 10月27日（土）
時間 14:00～（約90分）
場所 同館ミュージアムホール
聴講料 無料
定員 250人（要観覧券）
※「芸術の館友の会」会員優先座席あり

ワークショップ「はじめてのリトグラフ」
※要申し込み
開催日 12月8日（土）
時間 13:00～（約4時間）
場所 同館アトリエ2
参加費 1,500円
定員 20人（応募者多数の場合は抽選）
対象 小学校4年生以上
申し込み締め切り 12月1日（土）まで
申し込み方法 こちらから

※その他のイベントは公式サイトにて確認

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