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映画『空飛ぶタイヤ』長瀬智也、本木克英監督が東大阪の中小企業とネジビルド対決

 「半沢直樹」「陸王」など様々な小説がドラマ化され高視聴率を記録した池井戸潤作品の初の映画化となる『空飛ぶタイヤ』の大阪プレミア試写会が6月1日に大阪市内で実施され、主演の長瀬智也と本作を手掛けた本木克英監督が舞台挨拶を行った。

 本作は累計180万部を突破したベストセラーで、第136回直木賞候補作となり池井戸自ら「僕はこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」という程に思い入れのある原作。長瀬演じる整備不良を疑われた運送会社社長・赤松を主人公に、一つの事故をきっかけに大企業と中小企業がそれぞれ動き出すなかで、次第に明かされる企業の闇と真実が描かれる。

 長瀬は「これまでにあまりまともな作品をやった記憶がなかったので(笑)、最初は僕で良いのかなと正直思った。今年40歳を迎えるのと同時に、社会に対して、自分の居る位置とか考える部分はあったので『果たして僕にできるのか』という挑戦でもあった」とオファーを受けたときの心境を明かした。監督は撮影中の長瀬の印象を問われると「全編を通して苦悩する姿が多いんですけど、その苦悩する様が非常に美しかった。スーツでも、作業着を着て立っていても美しかった」と絶賛。長瀬は「こういう苦悩を続く役も今までなかった。でもそういうリアルなところがこの作品の良さだと思います」と振り返った。途中には、劇中に登場する「赤松運送」と同様、中小企業が集まる東大阪市の中小企業がゲストとして登場。6月1日の「ネジの日」にちなみ、いろんな形のネジを積み上げた高さを競うネジビルド対決が行われる場面も。会場から声援が飛び交うなか惜しくも負けた長瀬は「練習しておきます!バイクをいじっているとネジ作りに行ったりもするので、意外と東大阪と相性いいと思います(笑)」と笑顔で話した。

 作品について長瀬は「この作品でしかない醍醐味がたくさんある。池井戸作品のリアルさ、だからこそ僕ら人間に響くんじゃないかなと思います。監督、スタッフ、キャストと一生懸命作った作品なのできっと何か響くものがあると思います。ぜひ最後まで楽しんでください」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。映画『空飛ぶタイヤ』は6月15日より全国ロードショー。

 

—はじめの挨拶

【長瀬】本日は『空飛ぶタイヤ』のプレミア試写会にお集まりいただきありがとうございます。赤松をやらせていただいた長瀬智也です。池井戸作品初の映画化ということで、最初は僕で良いのかなと正直思ったんですけど、あれ、音量大きくなりました?声が小さかったですかね?(笑)えー、まぁ思い返すとこれまでにあまりまともな作品をやった記憶がなかったので(笑)〈観客:えぇ〜〉、僕でいいのかなと。今年40歳を迎えるのと同時に、社会に対して、自分の居る位置とか考える部分はあったので「果たして僕にできるのか」という挑戦でもありました。実際に現代社会で起こり得るストーリーだと思うし、どんな方たちにも当てはまるようなエピソードもたくさん入っていると思います。監督、キャスト、スタッフと日々いいものを作ろうという努力を…〈観客の反応を観て〉え、なんすか!?(笑)ふふってなんすか(笑)。日々努力をしまして、皆さんに観てもらえる時がきました。今社会で戦っている方たち、これから社会に出る若者たちにもぜひ観ていただきたいと思っています。池井戸作品の醍醐味を感じていただきながら最後まで楽しんでもらえたらなと思います。

【本木監督】誘惑がたくさんある大阪で大切な金曜日の夕方に『空飛ぶタイヤ』の試写会に時間を作ってくださりありがとうございます。…長瀬智也さんですよ。(笑)1年前に撮り終えた時は「公開は1年後かぁ」って思っていたんですが、完成して宣伝をしている間に今の世の中の方が映画に近づいてきて、公開する意味があるような状況になって、不思議な運を感じています。作った僕が言うのもあれですが、あっという間の2時間ですのでたっぷりと長瀬智也の魅力を感じていただければと思います。

—長瀬さん、今まであまりまともな作品をやってこなかったと…?

【長瀬】私の記憶ですとそうですね。
【本木監督】鬼やりましたよね!鬼!
【長瀬】鬼もやりましたね(笑)。

—社長の役は初めてでしたか?

【長瀬】社長の役は初めてだと思います。実際に僕の友達とか同世代は家業を継いで中小企業の社長をしている人もいるので、仲間を改めて思い出して(役について)考えたりもしました。その友達とはいつもオフの時に会うのでオンの時はどのように仕事をしているのかなんて考えた時はなかったんですけど、そういうところを意識して会ったりしたことが赤松に何か繋がった気がします。

—本木監督、撮影中の長瀬さんの印象は?

【本木監督】全編を通して苦悩する姿が多いんですけど、その苦悩する様が非常に美しかったですね。
【長瀬】ありがとうございます!
【本木監督】スーツを着てね、作業着を着て立っていても美しかったです。
【長瀬】こういう苦悩を続く役も今までなかったですね。でもそういうリアルなところがこの作品の良さだと思います。
【本木監督】耐えて耐えて、最後にも解放されない。爆発もできないような池井戸さんの原作ですので、その辺りはすごく注意して役作りをしていたように見受けました。

—本作ではディーン・フジオカさん、高橋一生さんとも共演されていますね。

【長瀬】同世代なのでワクワクしましたし、何かやっぱり元気をもらいますね。ディーンくんは初共演で、高橋くんは20年弱ぶりだったんですけど、同じ世界でもいろんなところで戦って、また集まって確認しあえるというのは、俺も頑張ろうと思えましたね。ディーンくんとは、1か月半くらいあった撮影期間中の3日くらいしか一緒の撮影がなくて。電話が多くて対面することがない。現代社会の良いところでもあり、悪いところでもあるなと勝手に思っています。そういうところもすごくリアルですね。

—突然ですが、東大阪市の中小企業の皆さんとあるゲームで対決していただきます!

【長瀬】相撲でもやりますか!?(笑)
【MC】6月1日の「ネジの日」にちなみネジ対決です!
【長瀬】ネジ対決!?全然ピンとこないんですけど(笑)。普段バイクをいじるのでネジは嫌いじゃないですよ!このネジはミリですか?インチですか?〈社長:ミリです!〉これ倒れたら「ジェンガ!」って言えばいいですか?(笑)
〈声援が飛び交う中ゲーム終了。勝ったのは東大阪チーム〉
【長瀬】これ練習しておきます!バイクをいじっているとネジ作りに行ったりもするので、意外と東大阪と相性いいと思います(笑)。

—最後の挨拶

【本木監督】他ではありえないような大阪ならではの楽しい舞台挨拶になったと思います。皆さん盛り上げてくれてありがとうございました!言い忘れたことが1つありまして、主題歌!サザンオールスターズの4年ぶり、結成40周年の新曲を桑田さんが作ってくださいました。映画と同時に配信されますが映画でもフルで聴けますので、それも楽しんでいただければと思います。

【長瀬】この作品でしかない醍醐味がたくさんあって、さっき(東大阪市の中小企業の社長が)おっしゃっていたようにスカッとしないところもこの作品の良さだと思ってます。池井戸作品のリアルさ、だからこそ僕ら人間に響くんじゃないかなと思います。監督、スタッフ、キャストと一生懸命作った作品なのできっと何か響くものがあると思います。ぜひ最後まで楽しんでください。

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Kiss PRESS編集部:松田

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