雨ニモマケズ、風ニモマケズ、今日を生きる

映画『星めぐりの町』

　震災で家族を失った少年と実直に生きる豆腐屋・島田勇作との運命の出会いを描き、心の再生を通じて生きて行くことの大切さを教えてくれる物語『星めぐりの町』が1月27日より公開される。1962年の俳優デビュー以来、数々のドラマ、映画に出演し、2時間ドラマでは何度も主演を張ってきた小林稔侍の映画初主演作品。

＜ストーリー＞島田勇作（小林稔侍）は妻を早くに亡くし、一人娘の志保（壇蜜）と二人暮らし。京都で豆腐作り修行を積んだ勇作は、毎朝じっくりと手間と時間をかけて美味しい豆腐を作り、町主婦や料理屋に届ける生活を送っていた。そんな勇作の元にある日、警察官に付き添われ、東日本大震災で家族全員を失った少年・政美（荒井陽太）がやって来る。亡き妻の遠縁にあたるという政美と共に暮らすこととなった勇作は、心に傷を抱える政美をただ静かに見守り続けていた。自然に根差した自給自足の暮らし中で勇作と過ごすうち、少しずつ心を再生させていく政美。しかし勇作がひとりで配達に出ている中、地震が起こり一人で留守番をしていた政美は震災の恐怖を思い出し、姿を消してしまう…。

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