修学旅行の変遷をたどる

平成28年度後期展『夢と青春の修学旅行』　加東市

　兵庫教育大学 教材文化資料館（加東市下久米）で現在、平成28年度後期展『夢と青春の修学旅行』が開催されている。2017年2月28日まで。入場料無料。

　同資料館では学校教育に関わる企画展を年2回、「ノートの取り方」や「給食」などのテーマを設定して開催している。今回は、小、中学生の修学旅行の行き先や目的など、明治から平成までの変遷を所蔵資料やパネルで振り返ると共に、人気の旅先など近年の傾向も紹介する。

　戦前の修学旅行に関する師範学校の記録や国民学校の卒業写真、昭和30年代に登場した国鉄と近鉄の専用列車の模型などを展示するほか、私学を中心とした海外型や一般家庭に泊まって地域の生活を体験する民泊型など、多様化する修学旅行の現状もパネルで解説する。また、来場者が小中学校時代にどこからどこへ旅行したのかを記したシールを貼ることで、年代や地域による修学旅行の特徴をグラフ化するアンケートコーナーや、記念撮影用の顔出し看板も設けている。

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