尼崎に“まちに開いた”高齢者向けデイサービス施設『RekuRe（りくり）』オープン

　尼崎市南塚口町に8月25日、“まちに開いた”高齢者向けデイサービス施設『RekuRe（りくり）』がオープンした。

　同施設のコンセプトは、利用者を含めた地域全体でサービスをつくっていくこと、そして利用者の新しい楽しみを“再び、つくり出す（リクリエーションする）”こと。今年6月、デイサービスについて利用者をはじめ地域住民や専門家が集い語り合うイベントを開催するなど、オープン前から“まちに開いた”活動をしている。

　まちとの接点として、20のテーマに沿って集めた本を誰もが自由に閲覧できる「まちライブラリー＠RekuRe」や「みんなカフェ」の運営、裏庭を使った農園やアロマなどのリラクゼーション体験など、様々な仕掛けを展開。また、国内で唯一ドイツの認証を取得したリハビリマシンを完備、弁当の無料持ち帰りサービスを用意するなど、利用者向けのサービスも充実している。

　プロデューサーとして関わる「尼崎ENGAWA化計画」の藤本さんは、「利用者と働き手だけのコミュニケーションでは足りないし、サービスを提供するだけ、また過去にできたことを取り戻すためのアプローチだけでは不十分。未来に向かって、様々な人と関わりながら、常に新しいサービスを生み出していきたい」と話す。

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