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ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』城田 優に独占インタビュー

城田5

—製作発表会でも1曲披露されていましたが、本作で使われる楽曲は1920〜30年代の曲をアレンジした、軽快でアップテンポなものが多いとか。
時代を感じられる素敵な音楽が多いです。新しいジャンルともいえる楽曲や初挑戦となるタップもあるので頑張りたいなと思います。難しいですね、タップ。何日かやりましたが、とてもじゃないけどできる気がしないです(笑)。

—最後にはデビッドが「舞台と人生、どちらが大切か」という選択に迫られますが、舞台で精力的に活動されている城田さんの「舞台愛」をお聞かせいただけますか?
10代の頃から1年に1本くらいは定期的に出続けるというのをやってきていて、最近は偶然ご縁があってたくさんのミュージカルに出させていただいています。舞台をやっていて思うのは、「生こそ難しいものはない」「生こそ感動的なものはない」ということ。もちろん映像の魅力もあるんですけど、生のミュージカルやコンサート、舞台というのはその場でお客さんと役者とスタッフで作るものなので、同じ舞台でも毎日毎日違うし、地域によっても全然違うなと感じます。エンターテインメントが多様化している中で、生は圧倒的に最強なんですよ。ミュージカルはエンターテインメントの王様とも言われていますが、高いレベルのものをお見せするために、我々もレベルの高いリハーサルをしないといけないなと常々思っています。やはり、そういった意味で言うと、ミュージカルに対しては違うマインドがありますね。何公演やっても不安で「よし、いける!」って思ったことは一度もないです。初日を迎えてやっと落ち着くというか、「初日ができたから大丈夫だろう」ってなることがほとんどで、50〜60回公演のうち30回やっても緊張はなくならないし、「できる!」って自分に言い聞かせて、騙し騙しでやっています。

城田4

結果、大事なのは
「気合い」と「深呼吸」です(笑)

—本番前、緊張をほぐすためにやっていることはありますか?
以前は、曲を聞いてテンションをあげたり、ストレッチや筋トレをしたり、願掛けみたいなことをいくつもやってたんですよ。でも、2013年に出演した「4Stars」という舞台で海外のスーパースターと共演した時に、皆さん何もしていなくて。本番5分前のベルが鳴ってから発声練習を3分くらいするだけ、下手したら1分くらいしかやってないんじゃないかという感じで「え、それだけ?」って(笑)。僕が声出しをしていた時に、伝説的なミュージカル女優のレア・サロンガに「もったいない。本番にとっておきなさい」って言われて、それは「なるほど!」と目から鱗でしたね。不安なところを歌うとか本番前の声出しは結構していたんですけど、それを全部やめました。今は、蒸気が喉に良いので朝シャワーを浴びながらその日に出さないといけない一番高いキーが出るまで発声して、出た時点でやめています。そうしたら本当に楽になりましたね。その本番前にやることをいっぱい決めすぎて、逆に緊張していた部分もあったんだなって気づきました。それが出来ていなかったら「あ、これやってない」って余計に緊張してしまったり。あとは、直前にマネージャーか共演者の方に背中を強めにバンッて叩いてもらって、深呼吸ですね。結果、大事なのは「気合い」と「深呼吸」です(笑)。

—最後に2017年を振り返ってみて、そして2018年の抱負を教えてください。
2017年は「挑戦・追求・進化」の年にしようと決めていました。一番は挑戦ですね。抱負に掲げてしまったからなのか、2017年はこれ以上にないくらい挑戦の年で。今の仕事を始めてから17年くらい経つんですけど、メンタル的には今年が一番辛かったかもしれないですね。舞台では、初めてのストレートプレイ(歌唱を含まない演劇)に挑戦して、今までの作品の中でもセリフが圧倒的に多かったですし、夏に撮影したWOWOWのドラマもセリフが多くて毎日台本とにらめっこでしたね。そのほか、パリコレに出演したり、女性役を演じたり初めての挑戦がたくさんありました。そして、今年最後に控えている舞台「4Stars 2017」(12月上演)では、英語15曲、フランス語1曲、スペイン語2曲、日本語3曲を披露しないといけないので、今必死で覚えています。本当に覚える量が尋常じゃなくて、何かを覚えている時間が睡眠時間と変わらないんじゃないかというくらい。もちろん集中力がもたないので、すぐやめたりもするんですけど、トータルしたら一年の中で最も長く費やした時間だと思いますね。自分で掲げてしまったからには「これも挑戦だ!」と思ってなるべく仕事を断らないようにしていたというのもあって、「なんでこんなに挑戦させられないといけないだ」って思うくらい、抱負に振り回されました(笑)。…という2017年だったので、2018年は「気楽」に行きたいです。来年は挑戦しない(笑)!もちろん真剣にやるのは前提として、少し力を抜いて気楽にやっていきたいですね。2018年、気楽にやっている城田をぜひ観に来てください(笑)!

城田6

ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』

ブロードウェイと銃弾

底抜けに明るくスタイリッシュな、コメディ・ミュージカル
“狂騒の1920年代”のブロードウェイ演劇界を描く

1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。劇作家のデビッドは、かねてからの念願が叶い、自分の戯曲をブロードウェイの舞台にかけることになり張り切っていた。しかし、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングのボス・ニック。しかも、キンキン声でろくに台詞も言えない愛人のオリーブを「主演に据えろ!」と要求し、部下のチーチを監視役として送り込んできた。出資者や俳優たちが次々と無理な注文を繰り出してくるハチャメチャな状況に、芸術至上主義で真面目なデビッドは困り果てていた。そこになぜか、稽古模様をずっと観察していたチーチが脚本と演出に口を挟みだす。芸術に縁遠いと思われたチーチの提案は、的確な意見ばかりであることに気づいたデビッドは、実は舞台を愛するチーチと共に脚本を書き直し、舞台を成功させた。しかし、それが引き金となり思わぬ大騒動に発展していく…。舞台と人生、デビッドはどちらを選ぶのか—。

脚本 ウディ・アレン
オリジナル振付 スーザン・ストローマン
演出 福田雄一
原作 ウディ・アレン/ダグラス・マクグラス(映画「ブロードウェイと銃弾」より)
キャスト 浦井健治、城田 優、平野 綾、保坂知寿、鈴木壮麻、愛加あゆ、ブラザートム、前田美波里 ほか
料金 S席13,500円、A席9,000円、B席5,000円(全席指定・税込)
大阪公演 2018年3月5日(月)〜20日(火)
梅田芸術劇場 メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
問い合わせ 梅田芸術劇場 TEL 06-6377-3800
公式サイト http://www.umegei.com/bullets/

城田3

城田 優 Yu Shirota
1985年12月26日生まれ、東京都出身。2003年、17歳でミュージカル 『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面役で俳優デビュー。主な出演作品は、ドラマ「ROOKIES」、NHK大河ドラマ「天地人」、NHK「純と愛」、TBS「SPEC」、TX「勇者ヨシヒコと導かれし七人」、EX「トットちゃん!」、映画『荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE』、『明烏』、『亜人』。そのほか、舞台「エリザベート」や「ロミオ&ジュリエット」、「ファントム」、「令嬢ジュリー」、「4Stars 2017」など多数出演している。2016年には初演出ミュージカル「アップル・ツリー」も手掛けた。2018年待機作は、WOWOW連続ドラマW「バイバイ、ブラックバード」、映画『羊と鋼の森』などがある。

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