「これ悪いね~!」ということをいろいろ考えました(笑)
―HISASHIさんのそのようなメッセージやプレーもそうですが、多くの人の心の支えになっているのが「GLAY」という存在そのものではないでしょうか。1994年にデビュー、2019年に25周年を迎えられましたが、この25年という年月をどう思われますか?
それがアッという間なんです。何か1つのプロジェクトを立ち上げるとそれに3~4年って費やすんですが、その間って本当に集中するんですよ。それにアルバムとツアーが連動していたりすると流れるように進むから「やっとここまで来たか」という感じでもなく。必然的にここまで来れましたね。
―今はアニバーサリーイヤー真っただ中ということで、「GLAY DEMOCRACY」というテーマを掲げて公約7つを発表されています。その中の公約3として、昨年8月にはメットライフドーム(埼玉県)で2DAYS公演「良いGLAY」「悪いGLAY」を実施。これも企画としてかなり斬新でしたね。
そうですね。2DAYSやるとなると、大体「バラードが多い日」「ロック色が強い日」みたいな対比でこれまでやってきたんですが…飽きちゃったんですよね(笑)。「なんか新しい切り口ないかなぁ…」と悩んでいた時にTAKUROが出してきたのが、この素晴らしいアイディアだったんです。
―タイトルからして素晴らしいアイディアですよね(笑)。
そうでしょう?良い悪いって…これは素晴らしい!!そんなの聞いたことない(笑)。
―HISASHIさんが2日目の「悪いGLAY」でかなり躍動されていたのも印象的です。
やっぱりJIROなんかは悪いことを考えようとしても人間的に真面目なので「HISASHI頼む!」って投げられて。その結果…私HISASHI、「これ悪いね~!」ということをいろいろ考えました(笑)。でも本当はもっとひどかったんですよ。
―「もっと」ですか?
はい。テレビ中継も入っていたので、どこまで悪いことができるのかが勝負でした(笑)。でも結局やってみて、「悪いGLAYも良いGLAYだったね」みたいな評価になったので良かったです。