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地球ゴージャス 『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』より新田真剣佑、岸谷五朗、寺脇康文にインタビュー

再演だけど新たな一作を作る
という想いが詰まった脚本

―寺脇さん、脚本を読まれた時の感想を教えてください。
寺脇 再演なので内容はわかっていましたが、今回は題名に“THE MUSICAL”がついていたのでそれを踏まえて読みました。それぞれキャストの気持ちが最大に出るシーンをセリフから歌に変えていて、「感情がトップにきた時に歌うからTHE MUSICALなんだ。なるほど!」と。それぞれのキャストへ当て書きをしていて、マッケンのシーンは「こういう繊細さできたか」など、再演だけど新たな一作を作るという想いが詰まった脚本だなと思いました。
岸谷 この脚本、最高のキャスト・スタッフが揃っていて、それを具現化することの難しさに直面しています。今回大阪に来る前も新幹線の出発時間ギリギリまで3人で立ち稽古をしていました。乗り場に着くまで息をしていないような、そんな慌ただしい時間を過ごしています。
新田 休憩がなかったですよね。「休憩しよう」となった時には出発の10分前で、慌てて私服に着替えて「五朗さん、行きましょう!」という感じでした(笑)。
岸谷 それくらい皆が貪欲に稽古をしています。稽古の始まりに体操や発声など1時間くらいの“岸谷メソッド”があるのですが、今回はその中に腹筋というプログラムが追加されて。マッケンの主導で稽古が始まる前にやっていたものが、いつしか全員でやるようになりました。

寺脇康文さん

寺脇康文さん

―改めて、結成25周年おめでとうございます。寺脇さんは「銀婚式」とも表現されていましたが、お2人の関係性が変わることなく、ここまで続けられた秘訣は何でしょうか?
寺脇 いまだに楽屋は一緒ですし、益々のラブラブぶりでございます(笑)。人間性は全く違いますが「いいなぁ」と思うことが変わらず同じで。前の劇団を入れたら35年、その根底が一緒なのでどうなろうが別れられるはずがないというか。2人が見ているエンターテインメントを作っていく以外に道はないというか…。あとは、俺がすごく好きなんです(笑)。
岸谷 僕も負けないくらい好きです。
寺脇 やだもぉ、やめてよ人前で〜(笑)。
新田 やだもぉ、こんな2人に挟まれて〜(笑)。
岸谷 (笑)。でも本当にあっという間でしたね。地球ゴージャスを結成した時はマッケンがまだ生まれてないと考えると「そんな長くやってきたのか」と思いますが、振り返ると一瞬でした。考える余裕もなく、ケンカする暇もないうちに、25年が経っていましたね。

撮影:大西二士男

撮影:大西二士男

―最後に新田さん、舞台初主演となる本作への意気込みを教えてください。
新田 「ZEROTOPIA」に出演していた時は舞台のことを何もわかっていない状況で、五朗さん・寺さんに一からいろんなことを教えていただきました。それから2年が経って、本作で成長した姿をちょっとでも見せたいなと思っています。歌・ダンス・芝居・殺陣など役者ができること全てが詰め込まれているので、とにかくやることがたくさんあります。それをどれだけブラッシュアップして皆様にお見せすることができるか、僕自身もとても楽しみにしています。とにかく、帰ったらすぐ稽古がしたい!本番までの1日1日、1分1分が大事で、今は全力を尽くして頑張るしかない、という気持ちです。キャスト全員がエキスパートなので、皆さんに支えてもらいながらシャチを磨いていきたいです。いろんな作品に出会ってきましたが、「これが学べた」「これができるようになった」と実感できることは少ないんですね。でも「ZEROTOPIA」では、お2人が役者である僕の可能性を引き出してくださり、いろんなことが身についたと実感できました。本作でさらに役者として成長できることを期待していますし、公演が終わってから得たものを噛み締めたいなと思っています。

ダイワハウスSpecial 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演
『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』

星の大地に降る涙

戦乱の理想郷への追求で、許多(あまた)の血と涙で大地を濡らした時代。時の犠牲者となった青年が覚醒めた。そこは笑顔の民が生きるタバラの島。記憶を無くした青年は、この地でシャチ(新田真剣佑)と呼ばれた…。

大阪公演 公演中止が発表されました
作・演出 岸谷五朗
出演 新田真剣佑、笹本玲奈/松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか/森公美子/岸谷五朗・寺脇康文 ほか
場所 フェスティバルホール(大阪市北区中之島2丁目3-18)
チケット S席12,500円、A席10,500円、B席8,500円(全席指定・税込)
公式サイト https://www.chikyu-gorgeous.jp/25th/

 

新田 真剣佑 Mackenyu Arata
1996年生まれ、ロサンゼルス出身。2014年より日本での活動をスタート。テレビドラマ・映画で話題作に立て続けに出演。映画『ちはやふる -上の句- / -下の句-』では第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。近年の主な作品に映画『サヨナラまでの30分』(20)、『カイジ ファイナルゲーム』(20)、『十二人の死にたい子どもたち』(19)、ドラマ「同期のサクラ」(19)、「トドメの接吻」(18)、「僕たちがやりました」(17)などがある。

 

岸谷 五朗 Goro Kishitani
1964年生まれ、東京都出身。1983年に三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団し、看板俳優として活躍。退団後の1994年に寺脇康文と共に演劇ユニット「地球ゴージャス」を結成し、定期公演を行っている。実力派男優でありながら、数多くの舞台で演出を手がけるなどマルチに活躍。近年の主な作品に、「天 天和通りの快男児」「少年寅次郎」「頭取 野崎修平」などがある。

 

寺脇 康文 Yasufumi Terawaki
1962年生まれ、大阪府出身。1984年に三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団し、複数の公演出演を経て退団。1994年に岸谷五朗と共に演劇ユニット「地球ゴージャス」を結成し、定期公演を行っている。以降、舞台・映画・ドラマなど幅広く活躍中。近年の主な作品に映画『エキストロ』(20)、『決算! 忠臣蔵』(19)、ドラマ「死亡フラグが立ちました!」(19)、舞台「マイ・フェア・レディ」(18・16)などがある。

 

撮影:秀村安奈
取材・文:木下あづさ

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