―大阪公演ではどんな曲が披露されるのでしょうか?
ソチオリンピックで滑ったラフマニノフの曲(ピアノ協奏曲第2番)など現役時代に使った曲をいくつかセレクトしていて、クラシックや洋楽などで滑ります。バッハの「チェロスイート」は、フィギュアスケートの基礎がいっぱい入っていて、チェロの演奏に合わせたステップが一番の見せ場かなと思っています。クライマックスで披露するラフマニノフの曲は、私1人ではなく男子スケーターと繋いでいく構成になっていて、「ここが見せ場だよ!」というところもありますので、最後まで盛り上げていきたいです。フィギュアスケートはジャンプが見どころなのはもちろんなのですが、それだけではなく曲調に合わせたいろんな滑りで魅せられるということを伝えられたら嬉しいですね。
―過去のエキシビションなどでも華やかなコスチュームで滑られていましたが、今回の衣装についても教えてください。
ロングスカートや長い袖など、試合ではできなかった衣装を用意しています。選手時代にロングスカートや小道具を使いたいという思いが強かったので、ようやく自分が着たいコスチュームが着れていますね。色や素材にこだわって、イメージを伝えて相談しながら作ってもらっています。
―10月26日には「グランプリシリーズ2019カナダ大会」が行われました。ロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ選手(15歳)が4回転ジャンプを決め、驚異の世界最高得点をたたき出しましたが、どのようにご覧になっていましたか?
私たちの時代では考えてもいなかったようなレベルになってきているなと思います。私も子どもの頃に4回転に挑戦していた時はあったのですが、それを遥かに超えて3・4種類の4回転を跳んでいる選手もいますので、男子・女子共にすごくレベルの高い時代に入ってきているなと思いました。
―最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
フィギュアスケートを長く続けられたのも応援してくださった皆さん、サポートしてくださった皆さんのおかげだと思っています。フィギュアスケートがあっての自分なので、まずは私の滑りで全国の皆さんに感謝を届けられたらいいなと思います。2020年になって初めての公演になるので、私も気合いを入れて、いいスタートがきれるように頑張ります。皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたらいいなと思っていますので、ぜひ会場に遊びに来てください。
アイスショー『浅田真央サンクスツアー』
浅田真央が全国に感謝を届けます
今まで応援してくださった方々への感謝を込めて、浅田真央が全国を周り、今まで滑ってきたプログラムをメドレーという形で、キャストのスケーターと繋いでいくアイスショー。
大阪公演 | 2020年1月11日(土)、12日(日) 11:00開場、12:00開演、16:30開演 ※休憩なしで約80分 |
会場 | 東和薬品RACTABドーム(なみはやドーム) (大阪府門真市三ツ島3丁目7-16) ※大阪メトロ鶴見緑地線「門真南駅」下車すぐ |
料金 | アリーナSS席(リンク内1列目)7,500円 アリーナS席6,500円、アリーナA席5,500円 スタンドS席4,500円、スタンドA席3,500円 (全席指定/税込) |
発売 | ローソンチケット0570-084-005(Lコード:59970) ローソン・ミニストップ店内 |
問い合わせ | ローソンチケット TEL 0570-000-732(10:00~20:00/オペレータ対応) メール yoyaku-no-info@lhe.lawson.co.jp |
公式サイト | https://maotour.jp/ |
浅田真央 Mao Asada
1990年9月25日、愛知県名古屋市生まれ。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。ソチオリンピック6位。2008年、2010年、2014年世界選手権優勝。四大陸選手権優勝3回、GPファイナル優勝4回。全日本選手権優勝6回。姉は同じくフィギュアスケート選手の浅田舞。2010年バンクーバーオリンピックでは、女子シングル史上初めて、1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させ、ギネスに認定。2014年世界選手権では、ショートプログラム世界最高点で、ギネスに認定される。2017年4月に現役引退を発表。2018年5月より「浅田真央サンクスツアー」をスタートさせた。
撮影:秀村安奈
取材・文:木下あづさ