大阪発のPOP PUNKバンド・AIRFLIP(エアーフリップ)。これまでTOTALFATやHEY-SMITHなど国内アーティストのツアーに参加、さらにSTATE CHAMPS、as it isなど数多くの海外バンドのサポートアクトも務めた経験を持つ彼らが、ついに今年10月にフルアルバム『NEO-N』でメジャーデビューを果たした。圧巻のライブパフォーマンスに定評のあるAIRFLIPがこれから描く自分たちの姿、さらに今作に込めた想いとは。ギター&ボーカルのSatoshiに話を聞いた。
新天地で、光りを放っていける存在に
―10月にメジャーファーストフルアルバムをリリースし、メジャーデビューを果たした現在の心境はいかがですか?
素直に嬉しいです。今まではバンドとお客さんだけでライブをやってきましたが、そこをサポートしてくれる“仲間”が増えたことがありがたい。やっとここまで来たという感じもしますし、メンバーが固まって本格的に始動できるようになったばかりなので「まだまだスタート地点」という感覚もあります。
―タイトル『NEO-N(ネオン)』に込めた意味合いや想いを教えてください。
ギリシャ語で「新しい」を意味する“neo”と、「光」を意味する“neon”を掛け合わせました。新天地で頑張って、これからたくさん光を放っていける存在になれたら―、そんな想いを込めています。
―これまでの作品の中でも、かなり疾走感やライブ感に満ちた1枚ですね。
構成や曲のイメージはこれまでとほぼ変わらないんですが、今回プロデューサーに日本でもとても有名なアメリカのポップパンクバンド、元イエローカードのフロントマンのライアン・キーを迎えたことが大きいです。編曲の段階からがっつり入ってくれて、レコーディング・ミックス・マスタリング、他にも歌詞や英語指導までやってくれました。僕たちはプロデューサーを迎えること自体が初めてでしたし、特にライアンは常人の2倍3倍は優れた絶対音感を持っている人で、ちょっとした音のズレにも敏感で。レコーディングでも神経を研ぎ澄まして録っていたので、全体的に音がシュッと締まった1枚になったと思います。