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映画『惡の華』より伊藤健太郎、玉城ティナにインタビュー

―本作では「中学編」に加え、初の映像化となる「高校編」も描かれます。お2人はどんな学生でしたか?
伊藤 振り返ってみてもあんまり覚えていないんですけど、ずっと遊んでいました。思いだすのは、いつも遊んでいた4人で家に集まってゴロゴロしたり、学校の帰り道やラーメン屋に行ったこととか何気ないことばかりで。でも今考えると、それがめちゃくちゃ楽しかったんだろうなって思います。
玉城 私は沖縄にいる普通の女の子でしたね。
伊藤 沖縄のイメージ本当にないよね。表参道で育ちました!って感じ(笑)。
玉城 沖縄にいましたよ(笑)。あと、今より変ですごくおっちょこちょいだったんですよね。荷物もなぜか落としちゃうから2つ以上持てなくて、絶対に忘れ物しちゃうの(笑)。

伊藤 え?どういうこと(笑)!?しっかりしているイメージ。
玉城 今は頑張って更生したけど、漫画みたいにすぐ転けちゃったりしてた(笑)。学生時代、将来についてはすごく考えていましたね。中学生の時は漠然と不安で、高校生になってからは仕事を始めていたので、より具体的な悩みというか。

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―最後にメッセージをお願いします。
伊藤 男だったら共感できる願望が詰まっていると思うし、春日の目線、立場で観てもらえたらより楽しめると思います。こんな感覚になると思っていなかったんですけど、途中から青春映画を撮っている気分で撮影していました。この作品は、超ゴリゴリの青春映画です(笑)!
玉城 フゥー(笑)!私たちは青春映画だと思っているし、思春期を通った方ならどの世代の方にも共感してもらえる作品だと思っています。変態、クソムシなど衝撃的なセリフやシーンはあるんですけど、それだけじゃないというか。効果音や音楽も面白いので、ぜひ大きなスクリーンで観ていただきたいです。

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映画『惡の華』

©️押見修造/講談社 ©️2019映画「惡の華」製作委員会

©️押見修造/講談社 ©️2019映画「惡の華」製作委員会

あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。
山々に囲まれ閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男(伊藤健太郎)、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある日の放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を衝動のままに持ち出してしまう。その一部始終を目撃したクラスメイトの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある”契約”を持ちかける。こうして始まった悪夢のような主従関係…。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう…。

公開日 2019年9月27日(金)
監督 井口昇
脚本 岡田麿里
原作 押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』所載)
出演 伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨/飯豊まりえ ほか
配給 ファントム・フィルム
劇場(兵庫) 109シネマズHAT神戸、TOHOシネマズ西宮OS ほか
公式サイト http://akunohana-movie.jp/

伊藤健太郎 Kentaro Ito
1997年6月30日生まれ、東京都出身。モデルを経て、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(CX)で俳優デビュー。その後「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(TBS)、「仰げば尊し(TBS)などに次々と出演し注目を集める。『デメキン』(17)で映画初主演を飾り、以降『覚悟はいいかそこの女子。』(18)、『ういらぶ。』(18)、『犬猿』(18)、『ルームロンダリング』(18)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)など多数の話題作に出演。2019年第42回日本アカデミー賞 新人俳優賞・話題賞 俳優部門を受賞。また、「アシガール」(NHK)の“若君”役や、「今日から俺は!!」(NTV)のツッパリ“伊藤”役などユニークな役柄でも人気を博し、幅広い年代から支持されている。ラジオ「伊藤健太郎のオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)ではパーソナリティを務め、白井晃演出による舞台「春のめざめ」や情報番組MCなど活躍の場を広げており、今最も注目を集める若手俳優のひとり。

玉城ティナ Tina Tamashiro
1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年に講談社主催の「ミスiD(アイドル)2013」でグランプリを獲得。その後、14歳で「ViVi」最年少専属モデルとして人気を集める。2018年に惜しまれつつ「ViVi」を卒業。『ダークシステム 恋の王者決定戦』(14)のヒロインで女優デビュー。2018年『わたしに××しなさい!』で映画初主演。『オオカミ少女と黒王子』(16)、『貞子vs伽椰子』(16)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、『PとJK』(17)、『暗黒女子』(17)、『ういらぶ。』(18)、『チワワちゃん』(19)、『Diner ダイナー』(19)などに出演しコメディからホラー、学園モノからシリアスな人間ドラマまで幅広い役柄を演じている。公開待機作に、主演を務める『地獄少女』(19)、来年公開の『AI崩壊』などがある。

 

撮影:秀村安奈
取材・文:木下あづさ

【伊藤】メイク:伊藤元(Crollar)/スタイリスト:高橋毅(Decoration)
【玉城】ヘアメイク:今井貴子/スタイリスト:松居瑠里