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『バレエ・アム・ライン「白鳥の湖」』アンバサダー・真飛聖 合同取材

―私たちが思い浮かべるオーソドックスな『白鳥の湖』ではないんですね。
そうですね。バレエ・アム・ラインのダンサーの皆さんは時として裸足で踊ったり、重心を低くアクロバティックに表現されたり。だから、筋肉もすごい!アスリート級の肉体美なんです。バレリーナであんなにも筋肉が付いている方々を私は初めて見ました。

―演者たちのスタンスはどのように感じましたか?
バレエ・アム・ラインに所属するダンサーは多国籍で、年齢も幅広い。当然見た目も全然違いますし、育った環境も違うと思うんですが、「マーティンについていきたい、マーティンと作り上げていきたい」という想いが1つにまとまっているので、強い団結力とか信頼関係がハッキリ見えました。レッスンはすごく和やかな雰囲気なのに、曲が始まるとパッと切り替える。それぞれが切磋琢磨しながらも互いの存在を認め合ってリスペクトしていて、そこにマーティンという演出家への絶対的な信頼性があるからこそ、本来バラバラの皆が1つにまとまる姿が垣間見れました。

―マーティン版『白鳥の湖』でその他に印象はありますか?
まず、登場人物が多いことにびっくり!世界中でよく上演されているものには出てこない、オデットのお祖父さんや継母という人物が出てきたり。お祖父さんはいつもオデットを見守っているんですが、継母は魔力でオデットを苦しめるんです。善と悪の対比で話が展開していきます。マーティンが描く『白鳥の湖』は、現実の世界とファンタジーの世界が混在した、演劇的なアート作品ですね、

―最後に、来日公演を楽しみにされている皆さんに、おすすめの見方や鑑賞ポイントがあれば教えてください。
私たちが知っている『白鳥の湖』とは全く違う世界観、なのに、曲は耳馴染みのあるチャイコフスキーの曲で。皆さんもきっと「この曲にこの振付なんだ!」って衝撃を受けると思います。でもそれが違和感じゃなくて、初めて見たのに腑に落ちる感覚なんです。私も小さいころからバレエを習ってきましたが、これまで「当たり前」と思っていた『白鳥の湖』が、こんなにも違う表現で上演されるんだと衝撃を受けました。これまで『白鳥の湖』を観たことがある人には良い意味での「え?」っていう刺激があると思いますし、バレエそのものを観たことが無い方でも彼らのパフォーマンスを観たら「こんな形のバレエがあるんだ!」と驚かれるんじゃないでしょうか。私自身、ますます彼らの表現に興味が湧いてきて、違う作品も観てみたい、またドイツにまで行きたいと思っています。難しく考えたり気負わずに、ラクな気持ちで楽しめるバレエ作品なので、ぜひ会場までお越しください!

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バレエ・アムライン『白鳥の湖』(兵庫公演)

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日時 2019年9月28日(土)開場14:15/開演15:00
14:2514:40 日本公演アンバサダー・真飛 聖によるプレトーク
会場 兵庫県立芸術文化センター(KOBELCO大ホール)
チケット
(税込)
S席20,000円、A席17,000円、B席14,000円、C席11,000円、D席8,000円、SS席25,000円
※未就学児入場不可
問い合わせ キョードーインフォメーション
TEL 0570-200-888
公式サイト https://ballettamrhein.jp/

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真飛 聖(まとぶ・せい)
1976年、神奈川県出身。2007年宝塚歌劇団花組トップ就任。114月退団後は女優としてドラマや映画、舞台などで幅広く活躍している。近年の出演作は映画「娼年」(2018)、ドラマ「あなたの番です」(2019)など。今後はカンテレスペシャルドラマ『FLY!BOYS,FLY!僕たち、CAはじめました』(9/24よる9時)、舞台「グッドバイ」(’20/1/11~シアタークリエ他)に出演する。
【オフィシャルサイト】https://www.watanabepro.co.jp/mypage/20000013/
【公式インスタグラム】https://www.instagram.com/sei_matobu/