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ポップロックバンド「パスピエ」にインタビュー

オリエンタルやニューウェイブなど様々なジャンルを織り交ぜた楽曲や、ボーカル・大胡田なつきのハイトーンボイス、作品や活動を象徴する個性的なアートワークスなど、唯一無二の世界観で常に注目を集めているバンド「パスピエ」が、5枚目のフルアルバムとなる『more humor』を5月22日にリリース。今年結成10周年を迎えた彼らなりの「ユーモア」や制作秘話、さらに神戸の印象など、大胡田と成田ハネダ(Key.)に話を聞いた。

ただ面白いだけじゃない。
それがパスピエなりの「ユーモア」

―今年で結成10周年を迎えられましたが、実感はありますか?
成田 あっという間な気もしますし、「まだ10年」みたいな感覚もあります。新曲やアルバムのリリース、ツアーなどで時の流れ方が違うので、バンドの10年って不思議だなと思います。
大胡田 1つひとつの出来事を思い出すと「え?アレがもう○年前!?」みたいな感覚で。いろいろと充実した10年でした。

―10年前と現在の自分たちを比べてみて、一番変わったと思う点は?
大胡田 結成したばかりの頃は、「自分がやりたいことが出来ればいい」という感じだったんですけど(笑)、今は「誰かのために、誰かに向けて」という気持ちを持って活動できるようになりました。あと、メンバーの絆がより深まったと思います!

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―そんな記念の年に発売となる今回のアルバム『more humor(モア ユーモア)』。タイトルに込めた想いを教えてください。
大胡田 長くバンド活動を続けているうちに、バンドとしても人間としても「ユーモアって大事だな」と思うようになって。いつか大事なときに使おうと思ってずっと温め続けてきたタイトルだったんです。そんな折、ドラムのメンバーが脱退して4人編成になって。パスピエの新しい表現方法を模索しながら作った今作が完成したときに「これだ!これがパスピエのユーモアだ!」と思えたので、今回思い切ってタイトルに付けました。
成田 正式なドラムメンバーがいない状況で打ち込みのサウンドを入れたりもして「果たしてそれはバンドの音と言っていいのか」という葛藤もありましたが、そこから僕たちなりの新たな作り方を構築できたアルバムになったんじゃないかと。今、音楽業界の流れも速いし、その中で自分たちがどれだけのことができるかという挑戦をした作品ですね。

成田ハネダ

成田ハネダ

―“パスピエらしいユーモア”とはどのようなものでしょうか?
大胡田 表現するのは難しいんですけどね。可笑しさの中にも、ちょっと皮肉っぽいところがあったり、哀愁漂う部分があったりとか。ただ面白いだけじゃないところが“パスピエらしいユーモア” なのかなと思います。