“廃墟”に一歩足を踏み入れると広がるモダンカフェ
ここでしか味わえない独創的なメニューがずらり
昭和26年建築、昭和44年廃院、長年放置されていた診療所跡に昨年6月カフェをオープン。店名の通り“廃墟”となった物件の外観はあえてそのままに、店内はリノベーションされたオシャレな空間へと生まれ変わった。その外観と内観のギャップが、レトロな雰囲気のカフェ好きにはたまらないと話題になっている。
つい長居してしまいそうな大きめのソファでくつろぎながらランチやスイーツを堪能。入り口すぐ左が診察室、カウンターは待合室があった場所などスタッフから建物の話を聞けるのも面白い。
“ルーインズならでは”をモットーにしたランチは、季節の食材を使用した前菜・スープ・サラダ、4種類から選べるメインディッシュ、自家製パン、ドリンクがセットに。メインディッシュは月替わりでオムライス、肉料理、魚料理、ピザがラインナップ。
鰹の出汁で炊き上げた筍の炊き込みご飯に山菜とホタテが入った特製和風ソースをかけ、メレンゲに黄身を加えた卵を流し入れオーブンへ。試行錯誤を重ねてたどり着いたという絶妙な焼き加減で、ふわっふわ食感に仕上げる。
2012年に惜しまれつつ幕を下ろした京都の名店「コロナ」のタマゴサンドのレシピを再現し、アレンジを加えた“幻の逸品”。魅力はなんといって卵焼きのこの分厚さ!卵4つを使用し、丹波の牛乳・岩塩・きび砂糖・出汁(企業秘密)を加え、ずっしりしながらも軽い口当たりに焼き上げる。
コーヒーは、毎週焙煎家と話し合ってグレードアップするこだわりぶりで、注文後に豆を挽き一杯一杯丁寧に淹れる。これからの時期はあっさりと飲みやすい「コールドブリューコーヒー」(数量限定)もおすすめ。
しっとりとした自家製チーズケーキに、三田産母子茶(もうしちゃ)の抹茶を加えた人気スイーツ。期間限定のはずがあまりの人気で定番商品になったそう。優しい酸味のクリームチーズと香り高い抹茶、どちらもバランス良くマッチする濃厚な味わい。
1周年記念として6月限定(予定)で登場する新作スイーツ。“スイーツだけどスイーツじゃない、お酒と一緒に味わえるケーキ”をコンセプトに考案。トリュフを引き立たせる甘さ控えめのチーズケーキは、しっかりとしたチーズの風味を感じつつも後味はすっきり。トリュフ塩やコアントロー(オレンジ風味のリキュール)を加えたシャンテリークリームを付けて味の変化を楽しんで。
店名 | 廃墟カフェ RUINS 〈はいきょカフェ ルーインズ〉 |
住所 | 三田市四ツ辻620-5 |
営業時間 | 11:00~17:00 18:00~22:00(LO.21:30) ※予約可、夜は完全予約制 |
定休日 | 木曜日 |
TEL | 080-3112-6205 |
インスタグラム | cafe_ruins |
フェイスブック | ysdproject |