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『神戸コレクション 2019 SPRING/SUMMER』出演、仲 里依紗×鷺森アグリにインタビュー

奇抜な意見こそ、私にとっては 刺激的だし、当たり前の感覚

―お2人は初めての顔合わせとなるわけですが、今回の「CHIMIRA(キメラ)道中」というテーマが生まれたルーツを教えてください。
鷺森 初めてお会いした時、里依紗さんを見て「すごく動物的な人だな」って思ったんです。ファッションもそうだし、アイディアとか周りと距離を深めるためのコミュニケーションのとり方とか。それで本題に入ってから「ユニコーンが好き」という話が出てきたんですよね。
 そう、ユニコーンが大好き!それから「猫も好きだし、気持ち悪い怪獣とかグロテスクな生き物、ゾンビなんかも大好きです」ってお話をさせていただきました。
鷺森 私も動物やこの世に実在しない生き物が好きで、よくテーマに取り入れているんです。そこからどんどんアイディアが沸いてきて「ユニコーンってキメラ(異質同体、異なるDNAを2種類持つ生命体)だよな…よし、“里依紗さんの中に眠るキメラ”を呼び起こす方向性で行こう!」ということになりました。私のクリエーションやアイディアはあまり共感されず変人扱いされることもあるんですけど(笑)、里依紗さんとは好みがリンクして、「この人となら、突き抜けてやり切れるな」と確信しました。
 「うんうん、わかる!」みたいな(笑)。奇抜な意見こそ、私にとっては刺激的だし、当たり前の感覚なんです。
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 ―ファッションに取り入れるにはとても斬新な「キメラ」と、日本の伝統である着物が見事に融合していますね。
鷺森 私の製作活動において着物はすごく重要なコンテンツなんですが、崩し過ぎるとある種の仮装みたいになってしまう可能性が大きい。でも里依紗さんは、キメラも大夫もカットワーク打掛も自身の一部のように取り入れてくれて。それに最初のディスカッションの時から「トレンドのPVC素材を取り入れたい」とか「スケルトン」「透ける」「覗く」など様々なアイディア、キーワードを出してくれて。私もずっと形にしたかったテーマで、「あぁ、これはもう里依紗さんに捧げよう」って思いました。
 アイディアが出始めると止まらなくて。でも若い子が見に来る大きなコレクションなら、こういうトレンド感もあってなおかつ斬新で、さらに伝統も取り入れて…っていうものが良いんじゃないかなって思いました。

―制作過程でたくさんのアイディアが生まれることで、はじめにイメージしていた完成像と大きく異なるということはないのでしょうか?
鷺森 どのプロジェクトにおいても本筋がブレることはないんですけど、着る人の美意識を織り交ぜて、最初のアイディアからシェイプするということはよくあります。でも里依紗さんの場合はまず核となるものがあり、そこからアイディアが生き物のように成長していくようでした。
 まさかカットワークが施されたスケルトンの打掛を着られるなんて思っていなかったので幸せです。しかも、頭にはユニコーンの角をイメージしたかんざし、髪は蛍光ピンク、ネイルもスケルトンのピンク!昔、在物の着物で花魁の格好をしてファッションショーに出たことはあったのですが、ここまで自分のアイディアを取り入れた新しい花魁風の着物は初めて。すごく新鮮だし、ショーが終わってもしばらく脱ぎたくないですね(笑)。
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