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舞台『罪と罰』より三浦春馬にインタビュー

僕たちの実体験やその時に芽生えた感情を
見つめてくれるような演出

―フィリップ氏の稽古はどのような雰囲気なのでしょうか?
フィリップは、作品やキャラクター、感情の流れについて、自身の人生経験や感覚で諭してくれることもあるけれども、僕たちの実体験やその時に芽生えた感情を見つめてくれるような演出をしてくれます。そこに流れる時間が本当に心地良くて、彼の話をいつまでも聞いていたいとも思わせてくれます。「地獄のオルフェウス」でご一緒した大竹しのぶさんも「フィリップのおかげで毎日が発見の連続だった」っておっしゃっていました。今回は題材も違い、主演として引っ張っていかないといけない立場でもありますが、皆さんと一緒になって毎日の新たな感情やアイディアを見つけていければいいなと思っています。

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―主人公の青年と心を通わせる娼婦ソーニャには3年ぶりの舞台出演となる大島優子さん、その義理の母親カテリーナに麻実れいさん、主人公を追いつめる捜査官ポルフィーリに勝村政信さんと、実力派キャストが勢揃いしますが、初共演の方々ばかりだとか。
皆さん初めてですね。大島さんは(留学からの)帰国後、一発目の仕事としてこの作品を選んでくださったみたいなので嬉しいですし、大島さんがこの役どころをどう表現するのか個人的にもすごく楽しみです。麻実さんとは序盤からピリピリとした関係性ですが、稽古場での過ごし方から芝居について、たくさんのことを学ばせていただきたいと思っています。あと、勝村さんの演技に飲み込まれてしまわないようにしっかりと芝居をぶつけて、そしてしっかりと受け止めて反応できるようにしていきたいです。お客様に「エネルギーの塊を作品全体から感じられた」と言っていただけるように、熱を持って毎日稽古に励みたいと思います。

舞台が日本人にとって近い存在になり
たくさんの若い世代の方にも観ていただけたら

―本作のほか、来年に再演も決定した舞台『キンキーブーツ』でも話題になっていますが、最近は特に舞台に力を入れたいという思いが強いとお聞きしました。
幼少期から地元・茨木の事務所の発表会として舞台に立たせていただいて、その頃から生の舞台の高揚感や爽快感が好きで。19歳からアミューズに入って初めて舞台を踏ませてもらった時に、その感覚と舞台の面白さをまた痛烈に感じたんです。舞台産業が日本人にとってもっと近い存在になって、たくさんの若い世代の方にも観ていただけたら嬉しいなと思って舞台に立っています。もちろん、ドラマや映画にも機会があればチャレンジできるような役どころでどんどん参加できればと思っています。

―舞台と映像では演じ方も異なるかと思いますが、それぞれに活かされている部分はありますか?
声の大きさや表現方法などはやっぱり違います。声色の変化をはじめ、舞台をやっていなかったら出来なかっただろうなと思う考え方やアプローチもあります。後押ししてくれるような環境や周りの人のおかげで、舞台と映像どちらにも携われる俳優になれて良かったなと思いますね。

―主人公は「自分は特別な人間で法を犯す権利がある」という独自の理論を持っていますが、役者人生において三浦さん独自の理論はありますか?
「こうしておけば大丈夫」というルーティーンはあまりないのですが、数年前から一度立ち止まり、心を整えて落ち着かせることの大切さに気づきました。日本における座禅、海外でいうマインドフルネス(瞑想)です。あと、ある先輩が「舞台に立てることが楽しみでしょうがない。生の芝居だからどんなことが起こるか分からないし、毎日違うことが起こる。それに敏感に反応して楽しめる心持ちを作るために、本番直前に舞台袖で笑ってから出て行くんだ」と言っていて、とても素晴らしいアプローチだなと思いました。舞台には神様がいると言われ続けているので、神様に祈ってから出て行くというのが習慣だったのですが、今回は笑顔になってから出て行くというのを取り入れてみたいなと思っています。暗い作品なので、笑顔のまま舞台に出てしまわないように気をつけないといけないですが(笑)。

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