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映画『愛しのアイリーン』より安田顕にインタビュー

—出来上がった作品を観た感想として「鈍器で殴られたような衝撃」「覚悟して観てほしい」と話されていましたが。
「なんなんだ、これは」が第一声ですね。言葉にならなくて、今振り返ったらスクリーンに出ている人の熱量にやられていたような感じがします。日常の中で見ているんだけど見ようとしないもの、感じているけど自分の中で必要じゃないとそこに閉じ込めてしまっているもの、そういうものの蓋を開けられる感覚があって。監督がボクシングをされているからなのか分からないんですけど、ずっとパンチを打たれているような(笑)、そんな疲れを感じた映画です。それは決して尺で疲れているわけではなくて。その感覚はなかなかない体験だと思うので、ぜひいろんな方に観てほしいです。そして、肯定でも否定でもいいので、どう感じたかを知りたい。すごい良い曲があったら「聞いてみて?」、いい街があったら「行ってみて?」って周りの人に言いたくなるのと同じで、自分だけじゃもったいないなと思わされる作品です。あとは、地上波では流れない類いの作品なので、観ておいたほうがいいと思います(笑)。原作も合わせて読んでいただきたいです。

—本作は安田さんにとって「代表作」と言えるのでは?
撮影が終わった時にすでに「代表作になるかも」と感じました。そして、自分でも作品を観て「岩男がいる」と思いました。いつも自分の作品では客観視できないんですけど、今回は役と切り離して普通に観れちゃったんですよね。でも、自分の内面の嫌な部分も見せてしまっているので、そこが映るときは目を覆いたくなったりもしました。自分と役との壁があるようで、ものすごく近い…。でもやっぱり観た後は「すげぇな」という気持ちが一番にきて、吉田監督には脱帽です。

 

映画『愛しのアイリーン』

©2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)

©2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)

二人で歩む、地獄のバージン・ロード。
一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した42歳独身の宍戸岩男(安田顕)は、コツコツ貯めた300万円をはたいてフィリピンでの嫁探しツアーに参加。半ば自暴自棄にアイリーン(ナッツ・シトイ)と結婚し、久々に帰省すると父の源造(品川徹)は亡くなり、実家はまさに葬儀の只中だった。大事な一人息子が、見ず知らずのフィリピーナを嫁にもらったと聞いて激昂する母のツル(木野花)はアイリーンに猟銃を向ける…。

公開日 2018年9月14日(金)公開[R15+]
監督・脚本 吉田恵輔
原作 新井英樹
出演 安田顕、ナッツ・シトイ、伊勢谷友介、木野花 ほか
公式サイト http://irene-movie.jp/

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安田 顕 Ken Yasuda
1973年、北海道出身。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。舞台、映画、ドラマなど出演する作品では、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じている。主な出演作は、ドラマ「下町ロケット」(TBS/15)、「重版出来!」(TBS/16)、「小さな巨人」(TBS/17)、「正義のセ」(NTV/18)、映画『龍三と七人の子分たち』『新宿スワン』(すべて15)、『聖の青春』(16)、『銀魂』『追憶』(ともに17)、『不能犯』『北の桜守』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(すべて18)など。来年公開予定『ザ・ファブル』の出演も決定。

 

※吉田恵輔監督の「吉」は正しくは上が土

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