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映画『ルームロンダリング』より池田エライザにインタビュー

事故物件に住み、その履歴を帳消しにするという秘密の仕事「ルームロンダリング」でバイトをする内気な主人公・御子が、いつからか見えるようになってしまった幽霊たちの悩みに翻弄されながら成長していく姿をユーモアを交えて描く『ルームロンダリング』。“こじらせオカルト女子”御子を演じ、意外にも自身との共通点が多かったと話す池田エライザさんに、本作にかけた想いや見どころを語ってもらった。

―事故物件、幽霊を題材にした映画だと初めて聞いた時の心境は?
予告ではコミカルなタッチのコメディとなっていますが、はじめに台本をいただいた時は、御子ちゃんとして読んでいたからというのもあって、御子ちゃんが初めて自身と向き合って自分の中で止まっていた時間を進めていく「家族の話」なのかなと思いました。監督の言葉を借りると「母をたずねて三千里」のような作品。今まで芯の強い女性を演じることが多かったので、最初オファーがあった時はびっくりしました。

ElaizaIkeda4

―本作は片桐健滋監督のオリジナル脚本。どのように役作りをされたのですか?
もちろん原作があれば参考にしますが、役作りは「私ができること」を模索するところからはじまるので、そこはオリジナルと原作もので違いはなかったですね。オリジナルという原作として、監督が生み出した御子ちゃんに一番近い存在であるためには…というところをたくさん考えました。御子ちゃんを演じる上で監督と約束したのは「御子ちゃんのまま、素直に影響されていくこと」。いくつかのシーンを積み重ねていく中で、とある大事なシーンを撮る時に「まだ御子ちゃんはそこの気持ちにいけてないかもしれない」という相談を監督として、「じゃあこのセリフはこうしよう」とか現場で判断しながら作り上げていけたのは、オリジナルだったからこそできたことなのかなと思います。

―内気な御子が幽霊たちに良い意味で影響され、成長しながら物語が進んでいきます。 私は御子ちゃんと違う部分はそんなになくて馴染みの良い役でした。人とのコミュニケーションは苦手なんだけどちょっと内弁慶で。両親と離ればなれになって反抗期をぶつける対象がいなくて、つっけんどんな態度をとることが御子ちゃんにとって最大の甘えだったんだろうなと。オダギリジョーさん演じる叔父など、身内に対してはありのままで居られるという部分も近いなと思いました。御子ちゃんとしては部屋を浄化しているつもりなんて全くないんですよね(笑)。コミュニケーションをとらなくても地球は勝手に回るのに、隣人も干渉してくるし、幽霊すら放っておいてくれない。何が自分を悲しませるか分からないから怖くて、前に進むことも怖い。そんな中で成長していく御子ちゃんの姿が幽霊たちを救っていきます。それ以上に御子ちゃんが幽霊たちにロンダリングされているんですけど(笑)、御子ちゃんの姿を通してスクリーンの先にいる方々にも何かを与えられていたらすごく嬉しいです。どこにグッとくるかは人それぞれで、皆さんが今まで生きてきて、置いてけぼりにしてしまっている感情に引っ掛かる要素があるのかなと思います。

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