兵庫県にはまだまだ知らないお店やスポットがたくさん!そこで、エリアやジャンルに詳しい人に案内してもらい、もっとディープな場所を探そう!というこの企画。記念すべき第一回の案内人は明石育ちの生粋の明石っ子、橋本翔さん。
話題のお店には広くアンテナを張るように心がけているという橋本さん。現在は自家焙煎から販売までを行うコーヒーロースターの開業準備のため、明石で情報収集をする日々。コーヒー作りのために味覚を鍛えるべくおいしいものを食べ歩くグルメな橋本さんの、ランチから立ち飲みまで地元明石のオススメのお店を巡る、明石食いだおれツアーにいざ出発!
[ 目次 ]
1.気軽に本格ランチ&バール 「魚の棚パスタバール」
2.明石もんにこだわる客足の絶えない魚屋 「松庄」
3.おみやげの定番!ピンクでめでたい 「藤江屋分大」 めで鯛もなか
4.”美食家のアスリート”明石の魚のおいしさを伝える「明石の魚 㟢」
5.激安・激ウマ!サラリーマンの味方 「PON×KOTSU」
気軽に本格ランチ&バール「魚の棚パスタバール」
まずはランチで腹ごしらえ。魚の棚のイタリアンといえばここ!と言う橋本さんのオススメランチは「魚の棚パスタバール」。いつも賑やかな魚の棚に店舗を構え、魚の棚の新鮮なお魚や野菜を使用。本場イタリアで修行されたシェフ・山神さんの作る本格パスタがリーズナブルなお値段で楽しめるとあって昼間は近所のサラリーマンや主婦に人気!
パスタとドリンクで880円とリーズナブルなセットや、ちょっと贅沢な前菜付きのコースまで、シーンに合わせて選べるランチが嬉しい!この日はサラダとスープ、デザートとドリンクのついたCセットを注文。「カブのスープ」は丹精込めて作られているのが分かる美しく澄んだスープ。一口飲んで「うまっ!」優しいカブの甘みが冷えた体に染みわたります!
日替わり4種のうちから選んだ「明太子と青しそのパスタ」は「山もりのしそがありがたい!」と興奮ぎみの橋本さん。この年になると薬味がありがたいそうです!プチプチとした明太子の食感、丁寧な味付けながらも親しみやすい味でどこかほっとする一皿。
夜は気軽に入ることができるバールに変身。
夜は1階のカウンターがスタンディング形式に変身。橋本さんが「大好物やねん!」と嬉しそうに注文した「とりレバーのパテ」は夜のアラカルトメニュー、カリッと香ばしいバゲットにパテをぽってりとトッピング。驚くほど臭みがなく、優しいレバーの香りとまろやかな甘みに驚き!淡路産の玉ねぎを使うことによってレバーの臭みを消し、甘みを出しているそう。毎回頼むほど橋本さんお気に入りの一品。
また、こちらもマストという「明石たことナスの辛いトマト煮」は明石たこのぷりっとした弾力とほぐれるような柔らかさが共存。ナスの旨みとトマトの程よい酸味と甘みが相まって、お酒の進む逸品です。

明石たことなす、オリーブが相性抜群の一皿。ワインが進みそう!
他にも「鮮魚のカルパッチョ」や「とり肉とポルチーニ茸の煮込み」など、新鮮な魚料理から肉料理まで幅広く揃う同店。1階では一品とお酒を、2階ではゆっくり飲みやディナーも楽しむことも!夜のコース料理も提供しており、前日までの予約で柔軟に対応してくれるので、特別なお食事にもぴったり。
この日同席した常連さんは「ここに来たらどれを頼んでもおいしい。本当はあまり人に知られたくないんです…」と困ったように話してくれました。

「いつも開業準備の相談に乗ってくれる、めちゃくちゃ優しいマスターです!」
レストランに務めていた頃から明石の食材に惚れ込み仕入れていたそうで、素材にこだわる山神さんだからこそ、いつでも新鮮な食材が手に入る魚の棚に出店を決めたのだとか。ランチから立ち飲み、夜のしっかりコースまで明石の食材と本格イタリアンを食べ尽くすことができる「魚の棚パスタバール」。優しいマスターの笑顔と奥さんの明るい接客に心が落ち着くお店です。
店名 | 魚の棚 Pasta Bar(パスタバール) |
住所 | 明石市本町1丁目1-22 |
TEL | 078-918-0020 |
営業時間 | [ランチタイム]11:00〜15:00 [夜]17:00〜23:00 |
定休日 | 火曜日 |
公式サイト | http://www.uonotana.or.jp/shop-120.htm |