Vol.3:見どころ、どこなん?「フリンジプログラム」
街の景色が”非日常”に!「フリンジプログラム」
「フリンジプログラム」は公募によりアーティストを募集し、開催されるもの。
その名の通りメインである「ディレクターズプログラム」「フェスティバルプロデュース」の周辺(フリンジ)で行われるプログラムとしてスタートしましたが、毎年想定を超える多くの動員数を記録。たちまち演劇祭の一大プログラムとなりました。
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その魅力は、参加するすべての人が味わえる”非日常”にあり!今回はその巡り方をご紹介します。
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①街や作品の”普段と違う表情”に注目すべし!
「フリンジプログラム」は大きく「セレクション」「ショーケース」「ストリート」の3つに分類されています。
特に「セレクション」部門では各アーティストと相談の上、現地に住むコーディネーターが開催場所を選定。公園や神社など日常生活に溶け込んだ場所が、期間中は瞬く間に輝く舞台になるのです。
またアーティストにとっても、普段と違う舞台は新しい魅力を引き出すスパイスに。これまで幾度となく鍛錬を重ねた作品も、演劇祭では”知らない表情”を見せるといいます。
劇場ではない場所が、劇場となるー。「フリンジプログラム」は参加するすべての人が新鮮な気持ちで楽しめるものと言っていいでしょう。
②気軽に巡ってアートに触れるべし!
「フリンジプログラム」は、他のプログラムに比べ「気軽に参加できる」というのも大きなポイント!
「ディレクターズプログラム」「フェスティバルプロデュース」で上演される作品が1時間から2時間ほどあるのに比べて上映時間が短いものもあり、そういった点で気軽に巡ることができます。
また城崎温泉街や市役所本庁舎前にある市民広場では、大道芸や音楽のパフォーマンスを1日通じて楽しめる「フリンジストリート」を開催。
「劇場に入るのはなんとなく敷居が高い」と感じている人や、小さな子どもがいる家族連れでも、アートに包まれた街中の雰囲気を堪能することができるでしょう。
③一期一会の出会いを楽しむべし!
「フリンジプログラム」ではワークショップも開催されており、観るだけでなく実際に参加してアートに触れることができます。
しかし、その機会はワークショップだけではありません。期間中は街の店にふらっと足を運ぶアーティストも多く、街中には会話を楽しめるチャンスがたくさん転がっているそう!
お店の方やお客さん同士で「どんな演目を見た?」「どう感じた?」といった会話はもちろん、アーティストと直接話せる機会もあるかもしれません。
主催者によると、演劇祭へ参加することで「新しいお客さんとの出会い」を求めているアーティストが多いのだとか。その出会いは、まさに”必然”ともいえるでしょう。
今後は、そんな出会いを楽しめるおすすめスポットもご紹介していきますのでお見逃しなく!