風情ある城下町、丹波立杭焼の素朴な味わい
気ままな大人旅が似合う季節がやってきた
兵庫県の中東部に位置する「篠山市」。情緒あふれる城下町に心地よい秋風が吹き、山々も色付きはじめる10月。篠山では名産・丹波篠山黒豆や丹波栗もふっくらおいしい旬を迎えます。
今回はそんな秋の篠山を巡る大人旅をご紹介。童心に返る陶芸教室に、地元産素材を使った食事にスイーツ、心ときめく雑貨店。時間を忘れて楽しめる気ままな休日を、今年は篠山で過ごしてみませんか。
◎丹波伝統工芸『立杭 陶の郷』
兵庫県の伝統的工芸品である「丹波立杭焼」は瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並び日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。窯が開かれてからおよそ800年、丹波立杭焼の窯元では一貫して日用雑器を主体に湯呑や皿、壷、花瓶など「生活用器」の生産を行っているそう。
実際に陶芸を体験してみたいと訪れたのは、丹波伝統工芸公園「立杭 陶の郷(すえのさと)」。1時間半ほどで本格的な丹波立杭焼の作品を作ることができます。こちらの特徴は焼成の行程をプロの窯元が行うこと。その作品の形や細かな傷、それぞれが作った味を活かし、窯元がそれに合った釉薬の色を使って仕上げてくれます。
【陶芸教室で粘土細工を体験】
こちらでは「粘土細工」もしくは「絵付け」を体験できます。今回は「粘土細工」でお椀作りに挑戦してみました。
【陶芸体験コース料金】
●粘土細工(所要時間:約1時間30分)小(500g)1,200円、大(900g)1,700円
※製作できる作品点数は小は1点、大は2点まで。
※出来上がりの釉薬の色は窯元任せになります。色のご指定はできません。
※別途、入園料と出来上がり作品の発送には送料が必要。
●絵付け(所要時間:約30分)湯呑700円、皿(直径約15cm)800円
体験時間や料金など詳しくは「陶の郷」公式サイトで
→陶の郷|陶芸体験について
体験教室から出て階段を上がると「窯元横丁」があり、たくさんの丹波立杭焼の作品を見学・購入することができます。
同じ「丹波立杭焼」でも作家さんによって仕上がった作品は様々。1,000円以下のお手頃価格から販売しているので、お気に入りの作家さん・作品を選んでみては。
施設名 | 丹波伝統工芸 立杭 陶の郷(すえのさと) |
所在地 | 兵庫県篠山市今田町上立杭3 |
開館時間 | 〈4月〜9月〉AM10:00〜PM6:00 〈10月〜3月〉AM10:00〜PM5:00 |
TEL | 079-597-2034 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | https://tanbayaki.com |