歴代の保存車両(1形、10形、600形、100形、900形)を特別公開
最後にやってきたのは正雀車庫です。こちらでは普段は見ることのできない“かつての名車たち”が保存されています。見るからにレトロで貴重な車両の数々、まるでタイムスリップしてきたのような感覚に陥りました。
まず、こちらが1926年(大正15年)に日本で最初の量産全鋼製車両として製造された600形。行き先も「大阪」が右から書かれています(※阪大ではありません・笑)。
目にした瞬間、「無限列車みたいだ!」と思う筆者。作品の設定は大正時代といわれているので、時期的には近いかもしれません(あちらは蒸気機関車ですが)。
隣には、1927年~1929年にかけて製造された「100形」も。「100形」も以前まではフェスティバルなどで実際に走らせたりしていましたが、今では当時の部品のメンテナンスが難しく、なかなか一般公開はできていない貴重な車両です。
通称P-6(Passenger Car-6)と呼ばれ、鉄道ファンの中でも人気の高い名車。こちらにはその内部まで入らせていただきました。
レトロモダンな車内に、あたたかい白熱球が灯っていてなんともオシャレ。ゴールデンオリーブの座席には手すりも付いていました。
着席してみた時の視界がこんな感じです。見える景色が全てレトロなので、本当にタイムスリップしたような気持ちになってきてしまいます。
運転席にあった様々な装置もパシャリ。手書きの車番や歴史を感じる書体の表示札も趣があってたまりませんね。
唯一残っている木造の車両「10形」の姿も発見しました。この頃から変わらないマルーンカラーが素敵です。
たくさんの貴重な車両・施設を見せていただいたので、レポートでたっぷりお送りしました。電車好きの方にも楽しんでいただける特集になっていれば幸いです!
また、大きなアーチと円筒状の立面が特徴的な「神戸三宮阪急ビル」も、2022年度「グッドデザイン賞」を受賞。1936年に駅と同時に開業した旧・神戸阪急ビルの面影を残すデザインが話題になりました。
こちらの「神戸三宮阪急ビル」内や周辺のEKIZOにも楽しい・おいしいお店がたくさん入っていますよ。この秋冬はぜひ阪急電車を使って、お出かけしてみてくださいね。
EKIZO周辺グルメ 過去体験レポート
※掲載時の情報ですので、メニューや価格・営業時間などに変更がある場合がございます。ご了承ください。
▶神戸の海側、山側どちらもを見下ろせる絶好のロケーション「神戸望海山」
▶甘い派?しょっぱい派?ふわとろ食感のフレンチトースト「TOOTH TOOTH ON THE CORNER」
▶EKIZO海側にニューオープン!新感覚SOBA STAND「スタンド JAPA SOBA HANAKO」
▶ガパオライスやカオマンガイ 本格タイ料理をリーズナブルに「ガァウタイ」
▶ここだけの限定商品「ミルクジャムバターサンド」も「AKITO EKIZO神戸三宮」
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