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映画『ユリゴコロ』5年ぶりの映画主演、女優人生初となる役どころに挑んだ吉高由里子さんにインタビュー

―過去パート、現在パートで構成され、完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
現在パートは脚本でしか知らなかったので、はじめに読んだ時は、過去と現在で別々の違うものになってしまうんじゃないか、1つの作品として交われるのかなという不安があったんですけど、さすが監督、上手くストーリーが展開されていました。(本編を初めて観た時は)自分が出ているシーンを物語として観れるかといったらそうではなくて。撮影時の状況を思い出してしまって、まだ客観的には観れなかったですね。現在パートは、私たち(過去パート)がクランクアップしてから半年後くらいに撮影されていて、今年7月にオールアップしたと聞いていたので、正直「え!間に合うの!?」と思っていました(笑)。

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—吉高さんにとっての“ユリゴコロ(=心の拠りどころ)”とは?
1人の時間ですかね。家でボーっとしていると心が潤う感じがします。アラームをかけないで次の日の予定も気にせず寝られる時とか。まぁそれは忙しい時間をもらえているからこそ、その時間を満喫できるんだろうなぁとは思うんですけど。友達と過ごす時間も楽しいですね。屈託無く笑う友達を見ていると「まぁいっか」といろんなことを忘れられます。あとは、美味しいものを食べた時も「幸せ~」となりますね。今日は楽屋でたこ焼きを久しぶりに食べられたので「大阪っぽいねー!」と言いながら美味しくいただきました。

自分の中に傷跡が残るくらい
深く携われたことを
今では良かったなと思っています

—過酷な撮影を乗り越え、クランクアップの時はどんな思いが一番強かったですか?
クランクアップの撮影がさっきも言った川のシーンでした。終わった時は「やっと解放された…やっとだ…」という思いでしたね。本当に大変でした(笑)。そう思えるほど自分ものめり込んでいたのかなって思いますし、自分の中に傷跡が残るくらい深く携われたことを今では良かったなと思っています。すごく不安だったけど、想像以上に良い作品になったので、ぜひ皆さんに観ていただけると嬉しいです。家族や友達と一緒に観に行ってくれたら、より救われます(笑)。

映画『ユリゴコロ』

©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会

©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会

一冊のノートに記された殺人者の記憶。それは運命を狂わす、禁断の真実—。
カフェを営む亮介(松坂桃李)の日常はある日突然崩れ去った。男手ひとつで育ててくれた父親が余命わずかと診断され、結婚を控えていた千絵(清野菜名)は突然姿を消してしまったのだ。そんな時、亮介は実家の押し入れで一冊のノートを見つける。「ユリゴコロ」と書かれたそのノートには、美紗子(吉高由里子)と名乗る女の手記が書かれていた。「私のように平気で人を殺す人間は、脳の仕組みがどこか普通と違うのでしょうか」という一文から始まる物語は、人を殺めることでしか自分の生きる世界と繋がることができない女性の衝撃的な告白だった。やがて、そんな美紗子も洋介(松山ケンイチ)と運命的に出会い、これまで知るはずもなかった「愛」という感情に触れる。亮介は、その手記を読み進めていくうち、次第にその物語が創作だとは思えなくなっていた。いったい誰が、何のためにこれを書いたのか。なぜ自分はこれほどまでにこの手記に惹かれてしまうのか。そして機を待っていたかのように、千絵のかつての同僚だったという細谷(木村多江)が、千絵からの伝言を手に亮介の前に現れる—。

公開日 2017年9月23日(土・祝)
脚本・監督 熊澤尚人
原作 沼田まほかる『ユリゴコロ』(双葉文庫)
出演 吉高由里子、松坂桃李/松山ケンイチ、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶/木村多江 ほか

吉高 由里子 Yuriko Yoshitaka
1988年7月22日生まれ。東京都出身。2006年に園子温監督作『紀子の食卓』で映画デビュー。2008年の初主演作『蛇にピアス』では、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞、第51回ブルーリボン賞新人賞、第18回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。以降も『婚前特急』(11)、『ロボジー』(12)、『僕等がいた 前篇・後篇』(12)、『横道世之介』(13)、『真夏の方程式』(13)など、数々の話題作品へ出演した。2014年には、連続テレビ小説「花子とアン」(14/NHK)で主演を務めた。翌2015年には「大逆走」にて舞台初出演を果たすなど、映画・ドラマ・舞台とその活躍の場を広げる。本年1月クールにて放送された主演ドラマ「東京タラレバ娘」(17/NTV)では恋・友情・仕事に奔走する女性を演じ好評を得た。公開待機作として『検察側の罪人』(2018年公開予定)が控えている。

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