あなたのお好みはどれ!?等級4種を食べ比べ!
ではいよいよ、それぞれの等級を試食して食べ比べてみます。違いを感じられるよう、最初は素のまま麺のみで味わい、そのあとめんつゆで食べていくスタイルにしました!
こちらはわかりやすいよう、同じ本数をまとめた4種の等級を黒いお盆の上に並べてみたものです。左から、上級・特級・播州小麦・縒つむぎ。これだけでも麺の細さや色に違いが見られます。
では、まずはお馴染みの赤帯「上級」から。
<上級>
「これぞ揖保乃糸のそうめん!安定のいつものおいしさ!」
「揖保乃糸専用めんつゆがすごく合う!味がしっかり絡むのに辛すぎない」
「家ではなかなかみょうがを使わないけど、これがあるだけで料亭っぽくなるね」
味わい慣れた揖保乃糸の味にお箸が進みます。みょうがの話から話題は「薬味も家庭によって個性が出るよね」という流れに…。ちなみに筆者の家庭ではネギ・細切りのハム・錦糸卵が定番の薬味です!皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?
では、次に黒帯「特級」を味わってみました。
<特級>
「茹で上がったざるの中を見ると上級より白い気がする!」
「麺が細い!0.1ミリくらいしか変わらないはずなのに、すごく細く感じる」
「スルスルっと食べられる感じ、小さいお子さんでも食べやすそう!」
一同、その細さに驚きの特級。例えると絹糸のように繊細な食感に感じました!箸で上げた時、もっとも麺に透明感があります。
どんどん行きましょう!続いては緑帯の「播州小麦」。
<播州小麦>
「今度は明らかに太い!特級の後だから尚更にそう感じるのかも?」
「食べるとモチモチっとした歯ごたえがある!コシがあって私はこれ好き♡」
「小麦の味がしっかりする気がする。一番『食べた!』感じがしますね」
乾麺でも目視できていた小麦の粒々効果か、ざるに上げた時の色も濃い目。しっかりした食感なので食べごたえがあります。さきほどの特級を絹糸に例えるならば、こちらは木綿糸のようなイメージ。
そしていよいよ最後の等級、紫帯の「縒つむぎ」を味わいます。
<縒つむぎ>
「お湯を切る時にも、小麦の香りがふわっと上がってきました!」
「これもすごく細いね。なのに、独特なモチモチ感もある」
「麺にツヤがあってツルツル感が一番ある気がする!」
細さは特級と同じくらい細いのに、モチっとした噛みごたえを感じるのが不思議です。表面がつるんとしていて滑らか。すする時に跳ね返してくるような弾力を感じる気がします!
いつものめんつゆに“チョイ足し”!簡単に味変が楽しめるアレンジレシピ
4種類を試食してみて、まだまだ食べ続けられそうですが、この辺りで「味変」を試してみることに。めんつゆに少し調味料を足して、アレンジしてみます。
ラー油とニンニクチップ、ネギでピリ辛中華風だれ
<材料>
- めんつゆ(ストレートタイプ)…250ml
- ラー油…適量
- にんにくチップ…5〜6枚
- 白髪ねぎ…適量
たったこれだけなのに一気に中華の味になりました!辛いもの好きさんはラー油を多めに入れてみて。すっかりハマった編集部のAちゃんは「これからずっとこのアレンジで食べます!」と誓っていました(笑)。
トマトジュースで割ってイタリアン風!?さらにさっぱり
<材料>
- めんつゆ(ストレートタイプ)…250ml
- トマトジュース…適量
びっくりするほどシンプルです!めんつゆをトマトジュースで割るだけ。なのに、こちらも一気にイタリアンになりました。この日は用意していなかったのですが、「粉チーズ入れても合いそうかも!」と、こちらも大好評。サラダチキンを上に盛り付けてぶっかけにしてもおいしそうです。
では、次のページではそうめんの枠を超えた!?組合の方に教えていただいたアレンジそうめんレシピをご紹介します!