―コロナ禍で公開延期を経て、公開日を迎えた率直なお気持ちを教えてください。
キャスト陣が誰もやらかすことなく公開を迎えられてよかったなと思います。映画にとって俳優の仕事は20%くらいで、あとは監督や編集の作業が80%を占めると思っていて。全員揃って誰もかけることなく公開を迎えることが役者チームの責任の一つでもあると思うので、この作品が無事公開日に皆さんに届けられることが嬉しいです。この作品にしかない魅力がある映画なので、ぜひ劇場で観てもらいたいです。
―本作のキャッチコピーや劇中にも出てくるキーワードとして「逃げない」という言葉がありますが、思わず逃げ出したくなるほど苦手なことは?
休日がなくなること。仕事ばかりで休日がなくなると僕は逃げます(笑)。半年働いて、半年休むというのが理想。仕事も好きなことの一つなんですけど、やっぱり自分の好きなことができる休日は譲れないですね(笑)。
―コロナもまだ完全には落ち着いていませんが…お出かけするとしたらどんなところに行きたいですか?
休日は外出したい派で、この間は雪山に登ってきました。季節を感じられるものを食べに行ったり、見に行ったりするのが好きですね。仕事をしていると時間や曜日の感覚も狂うので、休日は近場でもいいので外に出て、登山やハイキングに行ってリフレッシュしたいです。
―最後に、2021年の振り返りと、来年の抱負をお願いします。
今年は仕事と趣味のバランスがいい感じにできた1年だったなと思います。自分が興味持てることに挑戦できたのでよかったです。自分の中に残るようなこんな作品に携われたのもありがたかったですね。来年も程よく休みながら、仕事を頑張りたいです(笑)。
佐藤 寛太
1996年6月16日生まれ、福岡県出身。15年に劇団EXILEに加入し、俳優活動を開始。主な映画出演作は、『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ(16・17・17)、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ(16・17・17)、『恋と嘘』(17)、『わたしに××しなさい!』(18)、『走れ!T校バスケット部』(18)、『家族のはなし』(18)、『jam』(18)、『今日も嫌がらせ弁当』(18)、『いのちスケッチ』(19)、『花束みたいな恋をした』(20)など。
映画『軍艦少年』
長崎・軍艦島の見える街で暮らす、親子の喪失と再生を描く魂の物語
長崎・軍艦島の見える街で暮らす、地元の高校に通う海星(佐藤寛太)と小さなラーメン屋を営む玄海(加藤雅也)。最愛の母を亡くして喧嘩に明け暮れる息子と幼馴染の妻(大塚寧々)を亡くして酒に溺れる父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は父と母が生まれた軍艦島に二人の大切な物がある事を知る。一方、玄海は妻が祀られた仏壇に一通の知らない手紙がある事に気付くが…。
公開日 | 2021年12月10日(金) |
監督 | Yuki Saito |
脚本 | 眞武泰徳 |
原作 | 柳内大樹『軍艦少年』(講談社「ヤンマガKC」刊) |
出演 | 佐藤寛太 加藤雅也 山口まゆ 濱田龍臣 柾木玲弥 一ノ瀬ワタル 花沢将人 髙橋里恩 武田一馬 赤井英和 清水美沙 / 大塚寧々 |
配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
劇場(兵庫) | シネ・リーブル神戸 |
公式サイト | https://happinet-phantom.com/gunkanshonen/ |
公式Twitter | https://twitter.com/gunkanshonen |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/gunkanshonen |
©2021『軍艦少年』製作委員会
スタイリスト 平松正啓(Y’s C)/ヘアメイク KOHEY
取材・文・写真:木下あづさ