企画展『コトバと文字の世界』

伊丹市立工芸センターにて、企画展『田中広幸～古書籍から繰り展(ひろ)げられるコトバと文字の世界～展』が開催される。
田中広幸は、人間だけが操るコトバや文字、活字や活版印刷への興味と、時を経て読み継がれる古い書籍に対する愛着から、古書籍を素材として様々な造形表現を展開しているアーティストだ。
本展では、書籍自体を象（かたど）った木箱に本を納めたり、文中に繰り返される特定のコトバだけを緻密に切り出したり、また切り出したページの束を滝のように垂らすなど、ページや書籍そのものを立体的に加工した約1000冊からなる造形作品を展示している。
膨大な本からつくりあげられる見応えあるインスタレーションの数々は、田中広幸ならではの世界観といえる。

また期間中には、「交換図書コーナー」が設けられ、来場者は本を持参し（雑誌を除く）、他の来場者が持ち寄った書籍と自由に交換することができるイベントも行われている（本は返却不可）。

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