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『最愛の大地』

セルビア系ボスニア人の警官ダニエル(ゴラン・コスティック)と、ムスリム系ボスニア人の画家アイラ(ザーナ・マリアノヴィッチ)は、仕事が終わればデートに出かける幸せなカップルだった。
だが紛争が勃発し、2人はいきなり敵味方と言う立場に分かれてしまう。アイラは連行され、ダニエルはセルビア系ボスニア軍の将校に。酷い仕打ちをされる捕虜の中にアイラの姿を見つけたダニエルは、彼女を救おうと手を差し伸べるが―。

アンジーの初監督作が2012年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネートというニュースには、多くの人々が驚いた。国連UNHCRの親善大使を長く務めてきた彼女がテーマに選んだのは、国際社会が効果的に介入できず、第二次世界大戦以降のヨーロッパで最も悲惨な争いとなった“ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争”。
これほど注目される立場で大々的に、そこで体験した人間の慟哭を生々しく切り取った映画が作られた意義は大きい。長く人道支援活動を続けてきた彼女だからこそ描くことが出来、そして女性だからこそ大胆に、注意深く、繊細に表現し得た、まさに渾身の衝撃作。

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タイトル
『最愛の大地』
公開日
8月10日〔R15〕
監督
アンジェリーナ・ジョリー
出演
ザーナ・マリアノヴィッチ、ゴラン・コスティック、レイド・セルベッジア
劇場
神戸国際松竹

Kiss PRESS編集部

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